みなさまはご存じでしょう。
「トイレには神さまがいらっしゃる」
民間伝承さまざま。
心をこめてお掃除すれば、
→ 美人になれる。
→ きれいな女の子が生まれてくる。
→ 幸運がやってくる。
→ パチンコで勝てる。
などなど。
♪~
東司(とうす)には~。
それはそれはお強い神さまがいるんやで~。
東司=トイレにいらっしゃる神さまは、
烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)
ということになっております。
漢字が難しいので、ウスサマと呼ばせていただきます。
▇ 烏枢沙摩明王
ウスサマは、もとはインドの神さまです。
古いヴェーダ三神*のうちの一柱、アグニであると言われます。
*インドラ(主神)・スーリア(太陽)・アグニ(火)。
*スーリアの代わりにソーマ(月)が入ることも。
仏教に取り入れられたアグニはふたつに分かれました。
1.火天:東南を守護する護法神。
2.烏枢沙摩明王:火生三昧(かしょうざんまい)に住む。
ウスサマのお仕事は、仏の世界を人間の煩悩から守ること。
炎の世界に住み、
◇人間の煩悩や欲望を炎で焼き尽くす。
◇不浄なもの一切を焼き払い清める。
◇人を清浄なる自己に目覚めさせる。
このような功徳をお持ちであるがゆえに、ご不浄の神さまになられたのですね。
トイレにぼんやり座っておりますと妙に落ち着くのはウスサマのおかげ。
清浄なる自己が目覚めかけているのかもしれません。
トイレを出ればすぐ煩悩が戻ってきますが(ー_ー
ちなみに、静岡県の可睡斎というお寺には、
日本一立派だと言われるウスサマがいらっしゃいます。
➽日本一の大東司(だいとうす)と烏蒭沙摩明王 | 秋葉総本殿 可睡斎
ところでトイレにはもう一柱、有名な神がおられます。
困ったときに救いの手を差し伸べてくださるあの方。
絶対、みなさまもご存じだと思いますよ。
この方です☆ \(°▽°
すっぽん、カッポン、シュポシュポ……。
いろいろな呼び名で親しまれています。
ホームセンターに行きますと、
『ラバーカップ』、『通水カップ』
という名称で販売されている気安いお方です。
私が小学生のころお世話になったものは柄が木でできており、もっと頑丈でした。
お名前を
梵 天(ぼんてん)
とおっしゃいます。
梵天は*ヒンドゥー教の三大神の一柱、ブラフマー。
*ブラフマー(創造)・ヴィシュヌ(維持)・シヴァ(破壊)
私たちがうっかり詰まらせたトイレを、創造の力によって修復してくださるのです。
今はプロの方が使う道具を指す名称になっているようですが、トイレのスッポンを見たら思い出してください。
ここにも神さまが…。
あれ? 仏さまかな?
^ーωー^ お日さまが照りつけております。
^・ω・^ いっぱい飲んでいっぱい出して。
^ーωー^ 適度な休憩とおトイレ掃除。
おトイレの神さま、お世話になります。
そういや、うちにはなかったよ(°_°
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