年休消化率100%
そのうえ生理休暇をいただき、ボーナスに響くほど病気休暇を取りまくった日々。
自分の体調管理さえままならないのに、父の闘病。
「こらあかん」
この4月に高校教諭の職を辞して、早期退職いたしました。
周囲からは『もったいない』という声も上がりましたが、命あっての物種です。
生徒のみなさん、迷惑ばっかりかけてごめんね。
同僚の皆さん、仕事増やしてごめんね。
退職を決意して1ヶ月。
春が来る前に、父は急用でもできたのか、彼岸へと旅立ちました。
おりしも実家では、伊勢湾台風以来傾きっぱなしだった母屋を取り壊したばかり。
離れはあれど、だだっぴろい更地が残されました。
【9月18日現在の様子】
\(°△°# 浅茅が宿か!
田舎では、一件の宅地面積が広いです。
なぜなら昔はその敷地内に牛や馬や鶏も住んでいたからです。
今はいませんけど。
空き家から廃屋になるのに時間はかかりません。
人が住まなくなると、家は一気に命を失います。
さらに猫。きゅるさん、離れでひとり暮らし。
他の猫になわばりを盗られて、路頭に迷ったら大変です。
「あかん。寝込んでる場合やない」
使命感からか、それともストレスフルな環境から脱出したおかげか。
はたまた田舎が性に合っていたのか。
金土祭日(最後の職場の週休日が金曜土曜でした)、毎日実家に出勤。
通院と服薬が欠かせないのは同じですが、
保育園から現在に至るまで、半世紀にわたる人生の中で
一度もなかった皆勤賞がいただけそうな勢いです。
そんな私に、先日『常勤講師を探しているんだけれど…』という連絡が入りました。
教育現場の人手不足はいつになったら解消されるのでしょう。
辞める直前まで休みたくっていた人間にも『とりあえず』声をかけねばならんとは。
お断りしましたけれど(当たり前)。
今日もたくさん草を刈りました。 きゅるさんはたくさんご飯を食べました。
田舎の時間は季節と歩みをそろえて、淡々とすぎてゆきます。
今日は空が澄んでいます。薄紅色の芙蓉の花が天に向かって咲いています。
当分は、ここでがんばってみようと思っています。
明日はプランターにイチゴを植えよう。