5月くらいのことでしたか。
実家のテレビ台の下にある棚が空なのに気づきました。
暇なときに読もうと思い、アパートからコミックスを持ってきて中に入れました。
雑誌や文庫。少しずつ本が増えて、20冊くらいになったときのこと。
全巻あったはずの『聖☆おにいさん』が1冊なくなっているのに気づきました。
持ってくるのを忘れたのかな。
と、そのときは思ったのです。
しかし、その後も『聖☆おにいさん』は1冊、また1冊と減っていきます。
面倒くさい気配を察知したので、放置していたのですが…。
いつものように畑から戻ってくると、きゅるさんがいません。
またかくれんぼをしているのでしょう。
先に水分補給をしようと冷蔵庫を開けたところ、
ガタガタッ、ゴットン。
背後で重たいモノが落ちる音がしました。
例の本がなくなる棚の方からのようです。
すこ~し警戒しつつ、そうっと近づいてガラスの扉を開きますと…。
^・ω・^「ばれたか」
どこから入ったー!
棚の扉はマグネット式。押すと反動でぱっかんと外側に開くアレです。
内側からは閉められません。
確かにさっきは閉まって……。ん?
ふと気づいて裏側を確認しました。
裏板がないやんけー!!
そのスペースに、きゅるさんの巣ができていました。
仕方がありません。
きゅるさんが飽きるまで、この場所はこのままにしておきましょう。
ところで、お彼岸ですね。
電波と霊波は似ているという話を聞いたことがあります。
あのエジソンも霊界通信機を作ろうとしていたとか。
もしかしたら、あの世でもネットを見ることができるかもしれません。
父よ。仏壇にかりんとう饅頭をお供えしておきました。
この世に帰省する予定があったらば、ついでに
棚の裏板を分かりやすい位置に置いといて下さい。