ジニアの種が風に乗り、花壇から10m離れた場所で花を咲かせました。
そんな植物の小さな旅に、心和むロマンチックな朝。
またアリが出ました。
いつものように玄関の鍵を開けると、きゅるさんがお出迎えしてくれました。
そのとき、今日はご飯のお残しがいつもより多いと思ったんです。
外に置いてあるお皿に移し替えて、ノラ猫のダイちゃんにでもやろうとしたら
ご飯皿にアリがたかっとるやないかーーい!!
考えてみれば、ダイちゃんは猫暖簾をくぐって家の中に入ってこれるんでした。
^・ω・^「それ、食べたくなかったみたい」
だろうね!
どこだ、どこから来た?!
前回塞いだ隙間は無事です。紙粘土がしっかり守ってくれています。
今回は短いながら、行列ができています。それをたどってみますと、
このコンクリートと上がりかまちの隙間だな?! えいっ、呪詛返しだ!
前の隙間と距離が近いことから、同じ巣穴のアリたちでしょう。
無事巣穴に帰り着いた仲間から、猫ごはんの場所を教わったのだな。
ということは。
他に出入り口があったら、必ずまたやって来ます。
できれば未然に防ぎたい。
玄関の掃除を兼ねて、探すことにします。
\ 一番怪しいのは、この下です。 /
母屋解体前、父が玄関でつまずかないようにフットライトをつけました。
覗いたことはありませんが、ここにも何かありそうな気がします。
箒で蜘蛛の巣や綿ぼこりを掻き出していると、
「おはようございます」
後ろから、上品なご挨拶が聞こえてきました。
帽子をかぶった初老のご婦人です。
お寺の世話役さんのようで、『増信講』のご案内を渡してくださいました。
この集落にいじめはありません。
住民票のない私にも、ちゃんと回覧板は回ってきます。
総会にも、草刈り大会にも参加できます。
区会費はきちんと払っているということを、念のため申し添えておきます。
「あら、お掃除中?」
ええまあ。掃除中というか、アリと抗争中というか。
小やみになっていた雨がまたぱらぱらと降り出したので、
世話役さんはお話しする間もなく、お帰りになりました。
まあ、アリの話を聞かされても困るでしょうけど。
お掃除再開。
砂やらゴミを取り除き、視界が開けましたよ。
どうやらコンクリートとタイルが割れているようです。
上がりかまちが低い上に、奥まったところなので分かりづらいんですけど。
それにしても、こんな短い文章の中で、
こんなに何度も『上がりかまち』という言葉を使ったのは初めてです。
さて、どうしましょう。
木の部分なら紙粘土でもいいんですけれど、コンクリートとタイル…。
ここはやはり専門家に相談しましょうそうしましょう。
懇意にしている工務店の社長さんにお電話をしました。
緊急事態ではありませんから、今すぐでなくても構いません。
あえて猫ご飯は定位置に置きます。
巣穴からの出入り口が家の中にあれば、アリは匂いにつられてやってくるはず。
明日まで、様子を見ることにします。