☆温もりがいいねとカレが言ったから11月は大根を焚く(よみ人ワタシ)
今日はお寺で報恩講が催されます。
※風がないので、へにょんとしている五色の吹き流し。
『ほんこおさん』=朝からお寺で大根を焚く日
だと思っていました(そもそも漢字の読み方が間違っています)。
ー私のおぼろげな記憶による故事ー
むか~し昔。冬のある寒い日に、親鸞さんが貧しい村を訪れました。
村人たちは「このようなものしかございませんが…」と、
せめてものもてなしに、大根を柔らかく焚いたものをごちそうしました。
村人の心と大根の温かさに、親鸞さんはたいそう感動なさったそうです。
◇ ◇ ◇
『恩に報いる』=村の人は、親鸞さんに救ってもらった恩に大根で報いた。
=親鸞さんは、大根をごちそうしてもらった恩に何かで報いた。
この故事にちなんで、『温かな心に勝るおもてなしはない』という意味で、
貧しい村人の心を忘れないよう、寒い時期に大根を焚くのだと思っていました。
―日本語大辞典 第2版/講談社 による解説ー
ほうおんーこう【報恩講】(仏教語)
祖師・祖先の忌日に行なわれる報恩のための法要。
全然違ってたよ… orz
とにかく、気を取り直してお寺に向かいましょう。
きゅるさんがお外で日向ぼっこをしたいというので、閉め出したまま鍵をかけます。
梵鐘が鳴り始めました。開始30分前の合図です。
こんなに早く出かけても、一番乗りではないのが不思議です。
※本堂の中です。
先週お磨きした仏具が、所定の位置に戻されています。
燭台飾りの片方は、私が磨きました。
※参照➽ TERAへ
こうやって飾られているのを見ると、嬉しいですね。
こちらは聖徳太子像です。
お気づきになりましたか?
ローソクが赤いですね。報恩講のときは、赤いローソクを使うそうです。
理由は分かりません。
さらに、聖徳太子の足元に紅白の鏡餅っぽいものがお供えされています。
『ほんこーさん』は大根炊きの日であると同時に、紅白餅の日でもありました。
ちなみに、現在こちらの村では大根炊きはおこなっておりません。
写真を撮っている間に、続々と奥さま方が集まってこられました。
『お磨き』のときと同じ顔ぶれです。
と、ここで私は重大な発見をしてしまいました。
全員チャコールグレーの服を着ていますがな(°Д°;
私の服装=白無地トレーナー(レース付)+カーキのガウチョパンツ。
先週、『とき(斎)米』は玄米だと言うことを知らずに白米を提出したばかり。
ただでさえ中途半端な新参者。しかも若輩。気イつけなアカンですがな。
よし! 来年は気をつける。
会場内で1番年齢が低かった私ですが、説教師さんの登場により
下から二番目になりました。
\和讃『ふたいのくらい』の一節/
聴衆はすべて母親よりやや年上の女性ばかり、という状況。
少々やりにくかったことでしょう。さぞ気疲れなさったことでしょう。
ご自身の家族のお話を例に出しても、ちょっぴりアウト気味なジョークを飛ばしても、
温かな笑いで返されます。踏んできた場数…人生経験の差と申せましょうか。
お説教の内容について触れるのはやめておきます。
間違った受け止め方をして、変な勘違いをしていそうな気がしますので。
報恩講が終わったのは16時前。
家に戻るときゅるさんは開けっぱなしの窓から入り込んで、お昼寝中でした。
^・ω・^ おかえり。アキヲさんが来たよ。
区会費の集金ですね。帰る途中で会ったのでお支払いしました。
^・ω・^ しっぱい、しなかった?
したよ。服装はセーフだったみたいだけどさ。
開始直前、お寺の庫裏(くり)にいた区長さんからケータイに電話が
「カエちゃん、お布施がまだなんやけどーー」
お布施2000円とお米代1000円。
未納のままお参りするところでした。
↑ お知らせに書いてなかったんだもん
※この村で育ちましたので、みなさん、何となく教えなくても知ってるような気がするみたいです。