11月も半ば。
やらねばなるまい。
ああ、気が重い。
腹も重い。
きゅるさんや、そこで日向ぼっこするのはやめてください。
猫が玄関マットの上で丸まっているのは可愛いですが、
人間がこんなところで寝転がっていると、ご近所の方々にドン引きされます。
^・ω・^「んじゃ、どっか行けば?」
軽く言ってくれますね。
\ 本日の現場はここだぞ? /
キウイフルーツ: 原産地 中国
ニュージーランドで熱烈に品種改良され、美味しくなって日本にやってきました。
このキウイ棚を作ったのは祖父です。
祖父はもう、新しいもの好きで。
ポカリスエットステビアが発売されるより前に、ステビアの栽培をしていました。
ゴーヤの熟した赤い実を食べさせられた、40年前の甘苦い思い出。
キウイを植えたとき、祖父は得意げに言いました。
「日本には、こいつにつく虫はまだおらん」
育てやすいのは確かなようです。
つる、伸び放題。
では、意を決して。棚の下にもぐります。
フキ。ジャノヒゲ(タマリュウ)。枯れたミョウガ、他……。なんたる混沌。
植えたのはどっちのジジイだ \(°Д°#
祖父か? 父か? 雑然としすぎだろ。
どっちにしろ、そのDNAは私にも引き継がれているがな。
こっちを見てもキウイ あっちを見てもキウイ
棚の西側の方に実が集中しています。
キウイフルーツは雌雄異株ですから、雌株の枝が西側に張りだしているのでしょう。
それはまあ、どうでもいいです。問題なのはコレ。
\ 柱が傾いとるがな /
ピサの斜塔より傾いています。
今これが倒れたら、誰が私を助けに来てくれるでしょうか。
\ おや? あそこに何やら青いものが /
日当たりの良い畑の中で、きゅるさんが寛いでいます。
あそこは、お隣のワカさんのキッチンガーデンです。
手入れが行き届いていますから、さぞ居心地がいいことでしょうな。
キウイはマタタビ科。
人間にとってのお酒みたいなものです。
きゅるさんはキウイがお好きではないようで、近づいてきません。
私がキウイに埋もれたら、ご近所に知らせてくれるでしょうか。
いや、猫がニャーニャー言っても、おやつをくれて終わりでしょう。
さっさと終わらせましょう。
収穫時を迎えたキウイの実は、力をこめなくてもポコッと取れます。
\ 大きさや堅さは気にしなくてイイみたい /
ちょっと引っ張って取れない実は、残しておきましょう。また後日。
押し上げるようにして枝から外す要領で、ポコッポコッと。
楽しい。
同じ房にぶら下がっていても、取れるものと取れないものがあります。
この差はなんだろう。
開花とか受粉の時期の違いかなあ。
今日はこれくらいで勘弁しておいてやろう。
このキウイたちは、まだ食べられる状態ではありません。追熟します。
【一般的な追熟の方法】
1.リンゴ(ジョナゴールドとか王林)と一緒にビニール袋に入れておく。
※ふじは不向きなようです。
2.テーブルの上でコツンとするかポトンと落としてストレスを与える。
※表皮に傷があると自然と熟するようです。
ひとつだけ、なんとなく柔らかい実がありましたので切ってみました。
ちゃんとキウイです。
ちょっと舌がザリザリしましたが、食べられなくもなくもなかったです。