風邪、直らず。
きゅるさん、バカンス続行決定。
せめて日向ぼっこしたいけど、アパートのお向かいは建築工事中。
窓もブラインドも開けられない。
\ よし、わしらが代わりに日光を浴びといてやろう /
※南部鉄器土偶&楓屋手作りはにわ
ずっと寝ていると、うつらうつらしたときに夢を見ます。
つまらないのを承知で書きましょう。
昨日昼間に見た夢です。
◇◇◇
長い長い、細長い畳の間がずーっと続いています。
二条城でしたっけ。
暴れん坊将軍の上様にお目見えする場所を思い浮かべてください。
あれよりかなりしょぼくて、柱は曲がりくねった黒い木。
奥は見えません。消失点が見えそうなほど遠いです。
仕切りの襖が、なぜか両側に一つずつ取り付けられています。
歩いて行く道すがら、ちらりと振り返ると、その内側は『舞台裏』。
事務仕事をする人たちがいたり、病院の、血液検査をする場所みたいになっています。
途中、呼び止められて、スチール机の前に座らされました。
4つの机がくっつけられていて、私の他に釈然としない面持ちの人間が3人。
真っ白なA4サイズの冊子を渡されます。開くと中も真っ白。
そばに立っている白衣の人が、バインダーを手にし、ペンを構えて言いました。
「では、始めます」
(°△°; なにを?
説明ナッシング。
とりあえず、じーーーっと白紙のページを見つめます。
何かが浮かんできました。
音が聞こえてきました。
あ、これはあれだ。
指揮者の人用の楽譜。総譜。スコア。
ものすごく大雑把で、ぼんやり3段くらいしかないけど。
『ボー』とか『ドン』とかいう音を聞いているうちに、他の人はいなくなりました。
合格して、次の場所へ移動したようです。
白衣の人は、私の頭に孫悟空が被っているような輪っかをのせました。
(°△°; この緊箍児(キンコジ)についてるコードは何?
やることは同じでした。
白紙のスコアを渡されて、音を聞く。
『ぶお~ん(ユーフォ?)』、『ドン(ドラムセットのバスドラム?)』
スコアの中段と下段に、音符らしきものが現われました。
ああ、今ここを演奏しているのか。
楽譜を目で追いかけます。
『キャラキャラ(クラリネット?)』、『ぴゅぴゅーい(ピッコロ?)』
あ、何か分かりかけてきたような気がします。
『ずごーーーーーー』
これは、コントラバス……やない。
(°△°* 私のイビキや!
全部、身の回りの音やないかい。
車が走り抜けて行く音、車のドアが閉まる音、人の話し声、鳥のさえずり…。
そばに立っていた白衣の人がにっこりしました。
「はい、合格。満点です」
(°△°; なにがーー?!
手に持っていたバインダーに何か書き書きしながら、
「帰っていただいてけっこうですよ」
ひゅうっと、吸い込まれるような落下感があって、目が覚めました。
どこに行ってたんだ、私。
何のテストを受けたんだ。
あの畳廊下の一番奥には誰がいらっしゃったんだ。
会いたかったような、会わずに済んでよかったような。
ただの風邪なのに大袈裟な…。
ところで、三途の川の夢もあるんですが、聞きたいですか?
聞きたくないですよね。
水分取って、また寝ることにします。
明日はコタツを買うぞ(固い決意)。