遙か昔。大学の卒業式の日、桜が綺麗でした。
※これは2011年に撮影したものです。
例年よりかなり早い開花で、袴姿の女子学生が華やかでした。
最近は小学生も袴をはくのですと?
私が小学生のときは、みんな、できたてほやほや中学校の制服を着ましたよ。
謎の風習(°_°;
何を着るか、悩まずにすんだのはよかったですね。
3月になるかならないかの時期になりますと話題になりますのが
『卒業ソング』
TVの特集などを見ると、時の流れの早さを感じます。
そんな中、三重県では、昔から現在に至るまでド定番の曲があります。
吹奏楽部がある高校では、おそらく演奏率100%近く(推定)。
それは
矢代秋雄 作曲
『式典終曲 ~式典組曲より~』
「知ら~ん」という声が聞こえてきそうですね。
無理も無いことです。
なぜなら、この曲。1975年の『三重国体』のために作曲されたものなのです。
現在に至るまで、世代を問わず県民に広く愛されておりまして、
「2021年開催のとこわか国体でもぜひ!」という要望がよせられるほど。
卒業式の最後の場面。
「以上をもちまして、第〇回卒業式を終了いたします」
「卒業生、起立」
『やっと終わりか。あー寒…』というところでおもむろに演奏が。
『えー、まだ退場できないの~?』と、うんざり顔の卒業生もちらほら。
静かなメロディーが、静かな会場に流れます。
演奏が進むにつれて、少しずつ会場の雰囲気が変わってゆきます。
あちらで一人、こちらで一人。鼻をすする音。
私が卒業するときなど、クライマックスで隣の席の女の子が大号泣してました。
決して簡単な曲ではありません。
が、演奏する側もとても気持ちいいのです。
私も演奏に参加したことがあります。
感極まります。
ただし。吹奏楽部に所属していた卒業生は素直に泣けない場合もある。
そこは後輩次第。
こらー! フライングするなー! (°△° ノ 💢
どうぞ、一度ご試聴下さい。
今週のお題「卒業」