放置したままの花壇に、いきなり咲きましたよ。
これは菖蒲(ショウブ)でいいんでしょうか。
明日は5月5日。端午の節句。
人形屋さんのサイトを見ると、必ず由来や歴史が解説されております。
兜、武者人形、鯉のぼり。
稼ぎが大きそうなラインナップです。
最も派手なのは鯉のぼり、でしょうか。
サイズも大きいし、家の外に飾りますから、よく目立ちます。
★★★
こい-のぼり【鯉幟】
紙または布でコイをかたどった吹き流し形の幟。
端午の節句に戸外に立てる縁起物。
立身出世のたとえであるコイの滝のぼりを象徴。
※講談社/日本語大辞典 第二版より
端午の節句に鯉のぼりを立てる風習はいつからあったのか。
江戸時代らしいですよ。庶民の間で始まったんだって。
意外に新しいね(°_°
私の小学校区内では、鯉のぼりを見たことがありませんでした。
上げてはいけない決まりだったから(°_°
どうして? って親に聞いたら
「鯉のぼりを上げられない家もあるからな」
って。
農村では、労働力として男の子の誕生がとても喜ばれます。
鯉のぼりは『自分ちには跡取りがおるぞー』というアピールにもなる。
アピール合戦が始まるとどうなるか。
『ウチの喜びを表現するとこうじゃー』
『なんの、ウチが子どもにかける期待を見ろやー』
エスカレートしてゆく様が見えるようです。
余裕のあるおうちはいいですよ。いくらでも金をかけられる。
一方、同じ村の中で肩身の狭い思いをするご家庭が必ず出てくる。
共同体の中で、人間関係がギクシャクするのは得策ではありません。
今なら『イジメがどーの』という問題にも繋がるかもしれませんねえ。
そんなわけで、幼い私の生活圏内の空に鯉のぼりはありませんでした。
ひな人形は普通にありましたよ。
あれは家の中に飾る物だから、いいんだって。
なるほど。そういう線引きね。
今日、そっとご近所の様子をうかがってみましたが。
やはり鯉のぼりは見当たりません。
理由は別の所にあるかもしれんがな(°▽°;
限界集落寸前ですからなあ。