🌻「いい加減、直射日光をくれませんかね」
梅雨のせいだか台風のせいだか分からない、ジメジメしたお天気です。
我が実家の集落のお盆は8月です。
古来からの考え方によると、
『人は、死ぬとお山の上に行く』
らしい。
『お山』といっても、富士山とかそういう名のある高い山じゃなく、近くの里山。
それぞれの村の近くには、ご先祖の霊が集まる山があるらしい。
極楽浄土や天国に行ったり、自分ちの近くの山の上で寛いでたり。
大ざっばだな(°_°
日本のこういう死生観、嫌いじゃありません。
そして、ウチの集落の墓地は里山の上にあります。
きっとここが、祖霊の集まる山なのでしょう。
とても分かりやすい。
お盆になれば、地獄の釜の蓋とは何の関係もなく、
かつてこの集落で生きた方々の魂が、お山を降りて村に帰ってきます。
生者も死者も使うこの山道を、お盆前に整えておこうというわけです。
杉林に挟まれた、お山への道。
生えているのはほぼ笹です。
戦力外戦力の私のお仕事は、草刈り機で刈られた笹や草たちを集めること。
他の方が溝から掬い上げた草や、道の上に散った草をサライでかき集めます。


*【竹杷(サライ・サラエ)】…『くまで』という呼び名の方が知られているかな。
「カエちゃん、草刈っとるとこに近寄ったらあかん」
「カエちゃん、そっち行ったら危ない」
私がウロチョロするので、他の方々が作業に集中できません。
邪魔をしないように、遠くでこっそり地面を引っかいておりました。
戦力外にもほどがあります。
垂れ下がった枝や枯れ枝は、電動ノコギリで伐採されます。
それも拾い集めます。
雨で地盤が緩んだためでしょうか。
水汲み場の屋根の上で、交差するように両側から杉の木が傾いていました。
根元から切るのかな。大変そうです。 近寄ると邪魔になるので、枝拾いに専念。


作業は30分ちょっとで終了。
役員さんたちは1時間早く作業を始めたので、1時間半ですね。
山の上の方はヤブ蚊だらけだったようです。悲鳴が聞こえてきました。
私はひとつも刺されませんでした。
ずっとふもとにいたからね(°▽°;
来週は『お墓掃除大会』です。
これで準備はバッチリです。どんと来い、先祖。
来ても豪勢なもてなしはできないけどな。
あ、【あずきバーのお線香】が残っていました。※参照 ↓
センゾ °△°)/ ホンモノを供えんかい!
溶けるわ! \(°△°
落雁あたりで手を打ってもらいましょう。
ーおまけ・ねこねこ写真館ー
友人に、「カメラ目線の写真が多いですね」と言われました。
ものすごくたくさん撮影した写真の中に何枚かある、という程度ですよー。
ごはんやおやつを持っていると、必ずこっちを見てくれますけどね。




すっかりママパパ。ダイちゃんの包容力ときたら…。
子猫たちをやさしく抱え込む、ダイちゃんの手。


このときだけは、子猫さわりほうだい。
サバが埋もれていたよ。