キジは悲しんだ。
彼は彼のいつもの隠れ場所である床下から出ようとしたのだが、
頭が出口につかえて外に出ることができなかったのである。
床下は広く、薄暗い。
通風口がいくつもあって、そこから外が見える。
しかし、その通風口には全て鉄格子がはまっていて、
まるでどうにもならないのであった。
あほかーー!!\(°△°;
だから、あれほど言ったのに。
もういい加減に床下に潜るのはやめろと。
口が酸っぱくなりましたよ。
昨日は家主の来訪がありましたので、
おそらくそのときに潜ったのだと思われます。
この下の狭い隙間から
現在地はここ↓
このすぐ上は廊下です。
今朝、実家にたどり着きますと、
上り框の下から悲愴な声がしておりました。
ダイちゃんや妹弟が呼んでも、ガリガリとひっかく音がするばかり。
内側がどうなっているのか分かりませんが、
『ネズミ返し』みたいになってしまったようです。
何でも屋さんたすけてー(°△° 9
『おたすけ屋さん』にお電話しました。
おたすけ屋さん、スタッフ全部出動中。
世の中は、助けを求める人に満ちています。
「猫の命がかかっていますから、まずは他のところに」
「どうしてもだめでしたら、何とかします!」
他ってどこだ?(°△°;
昨日の記憶をたどってみると、
かれこれ20時間は床下にいる計算になります。
飲まず食わずです。
モグラくらいはいるでしょうが、キジには狩りができません。
鉄格子のすきまから、キジにちゅ~るを差し入れます。
自業自得だが、がんばれ(°_°;
その頃の室内 ↓
結局、なじみの工務店さんにお電話しました。
社長さん自ら、職人さんと一緒に来て下さいました。
優しそうなおじいちゃまが、あっという間に格子を外してくれました。
そろそろとキジが出てきます。
^・_・^; えらいめにあった。
それは、こっちのセリフだ \(°△°#
この通風口は、モルタルで塞ぐ予定です。
しかし、今日明日というわけにはいきません。
しっかりと上り框の下を封印してからです。
このあと、バリケードを築きました。
サバに破られました。
床下に潜ったサバは、入ったところから出られずに
キジを救出した穴から出てきました(°_°;、
バリケードは強化してきましたが、
中猫たちには時間がたっぷりあります。
これから絶対破られない封印の仕方を考えます。
もう、助けてやらんぞ。