やれることだけやってみる

マイナスからの畑作り。草と戦い、疲れたら猫といっしょに昼寝をします。

【記憶の絵本】なんじゃもんじゃ まだまあだ

なんじゃもんじゃの花。

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※ヒトツバタゴ(モクセイ科)。 

実家の庭、メダカ池のほとりに

細々と生えております。

 

この木が「なんじゃもんじゃ」だと分かったとき、

急に蘇ってきました。

 

幼い日に繰り返し読んだ絵本。

何度読んでも色あせることがなかった。

その音の響き。

 

思い出したら、気になって気になって。

木だけに…(°_°

 

頭の中で言葉が踊る。

なんじゃもんじゃ、まあだまだ。

 

そう。

私は間違って覚えていたのです。

ひらがな表記では分かりにくいので、

長音記号を使って発音を書いてみますね。

 

記憶:まーだ まだ。

絵本:まだ まーだ。

 

ほうら、ね。違うでしょう。

正しくは

なんじゃもんじゃ まだまあだ。

 

実は今でも「まーだまだ」の方がしっくりくる。

その間違いのせいで、なかなか求めるものにたどり着けなかった。

試行錯誤して、やっと、見つけた。

※たどり着いた先 

iss.ndl.go.jp

さすがは、国会図書館

だけど、遠いなあ(ー_ー;

 

*タイトル:なんじゃもんじゃ まだまあだ

   著者:小野ルミ (作)

   著者:福田庄助 (絵)

 

このお話は、

『問いかけ』と『お返事』で構成されていました。

以下は私の脳みその中に眠っていたフレーズです。

覚えているとおりに書きます。

「まだまあだ」も「まーだまだ」のままで。

 

 なんじゃもんじゃ もう芽は出たの?

 なんじゃもんじゃ まーだまだ。

 

 なんじゃもんじゃ もう木になった?

 なんじゃもんじゃ まーだまだ。

 

 なんじゃもんじゃ もう花咲いた?

 なんじゃもんじゃ まーだまだ。

 

 なんじゃもんじゃ もう実はなった?

 なんじゃもんじゃ …………

 

小さな私がおとなと一緒に本を開いている。

問いかけるのは、ひと(多分)。

返事をするのは、なんじゃもんじゃの木。

 

ひとは何度も木にたずねる。

返ってくる答えはいつも同じ。

なんじゃもんじゃ まーだまだ」

 

そこで、けらけらと笑う。

その返事を聞くたびに、笑う。

真似をして言ってみる。

なんじゃもんじゃ まーだまだ(≧▽≦

飽きもせず、繰り返す。

いつまでも。何度でも。

 

忙(せわ)しなく生きる人間。

のんびりした時間を生きる木。

『その対比が面白い』という理屈は抜きにして、

ただただ、掛け合いが面白い。

七音・五音。

弾むようなリズムが楽しい。

 

なんじゃもんじゃ』という言葉も。

 

もしこれが他の木だったなら、

こんなに強烈な印象は残らなかっただろうな。

なんじゃもんじゃの木』だからいいんだ。

 

しかし、気になることがひとつ。

^・ω・^ 木だけに?

それはもういいです(°_°

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結局、

なんじゃもんじゃの『実』はどうなったんだっけ。

もう生ったのだったかな。

それとも「まーだまだ」だったのかな。

 

思い出せないのです。