「何やろうとしてんの。
ねえ、なんなの。バカなの?
なんで今さら。ほんとバカなの?
ダメだって。怒られるよほらみんな怒ってるよ!
こわいってば。やめようよ、絶対止めた方がいいって。
やめればやめるときやめれ…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
脳内で自分の声が木霊しております。
甥っ子が『鬼滅の刃』20巻を購入しました。
※参照→『鬼滅の刃』を買いに本屋さんへ
コミックスを買ったのは私ではないとはいえ、
「買った」と公言しながら読まないのはどうかと。
そして読んだならば何かひとこと…。
そう思ったわけです。
ぐずぐずしておりましたら、新たなる情報が入ってきました。
5月18日、最終回が『少年ジャンプ』に掲載されたそうな。
ジャンプにしてはめずらしいな(°_°
人気が出ると引き延ばしにかかるのが、
いつものパターンだと思っていました。
この潔さ。
作者さんは相当強い意志の持ち主と見ました。
当初からの構想を崩すことなく、狙った位置に着地。
無事エンディングへ。
ならば、安心して読むことができます。
一気読みしました(°▽°
では少しだけ、読後の印象などを記します。
超絶初心者が読む『鬼滅の刃』。
串カツの「タレの2度づけ厳禁」のごとく、
「振り返り読み厳禁」で書かせていただきます。
▇ タイトルは語る
タイトル、大事。
シンプルかつ個性的。
で、内容がきちんと伝わる。
改めて『タイトルの力』を思い知らされました。
▇ 滅すべき対象:鬼
鬼=魑魅魍魎+妖怪変化+吸血鬼+人間。
強靱な肉体と生命力を持つ。
生き物に分類していいのか?(°_°;
と、思いましたけどね。
鬼の体内には血が流れているんですよ。
鬼の血液を研究するヒトも登場します。
そして寿命はないけれど、不死ではない。
急所をやられればボロボロ崩れて、死滅します。
逆に言えば、急所を突かない限り人間に勝ち目はありません。
圧倒的に人間側が不利です。
ただし、鬼には致命的な弱点が設定されています。
*太陽の光
*藤の花
鬼の血を介して人間が鬼に変化する+太陽の光がダメ。
これはバンパイアの要素ですね。
しかし、藤が鬼にとって毒になるとは。
ロマンチックな弱点だなあ(°_°
藤の花は、ぶらんと垂れ下がって咲きます。
『下へ』と向かうものは『陰の気』を持つ。
だから、どちらかというと、鬼が好みそうです。
あえて、そういう陰りのある花を鬼の弱点にする。
闇の中でも濃く香る、艶やかな藤。
その花を愛でることのできない鬼。
滅すべき鬼にふと『哀れ』を感じてしまうのです。
▇ グロはあってもエロはない
『全年齢向け』とはいえ、少年誌です。
「おおっと」な場面はあります。
一枚絵のイラストには、きわどい構図のものも。
けれど、物語中に男性に媚びるようなお色気は感じません。
まあ、私は男じゃありませんので。
男性目線で見ると、また違うのかもしれませんけれど。
主人公たち、剣士と鬼との戦闘が見せ所でもありますので、
グロテスクな描写はたくさんあります。
しかし、戦いの後には『救い』のシーンも多いのです。
こまやかです。
こまやかといえば…(°_°
戦いが終わった後、戦場となった場所は散らかります。
鬼と戦う組織『鬼殺隊』の中には、
とっちらかった現場を片づける部隊が存在します。
他にもいろいろあって、思い当たりました。
あ、作者さん女性か(°_°
少年誌に連載を持つ女性作者さんは珍しくありません。
読む前に登場人物のイラストを見て連想したのが
高橋留美子さんでした。
頭のあたり。
『つむじ』の描き方がなんとなく似ている気がします。
きっと気のせいですけど。
▇ おちこぼれのない組織
鬼と戦うための組織、『鬼殺隊(きさつたい)』。
公的機関ではありません。
政府との関係もよく分かりません。
どうやら、とある名家によって運営されているようです。
かなり大きな組織です。
鬼と戦って負傷した剣士のための病院がありますし、
そこには当然、医療従事者がいます。
鬼を討ち取るための特別な刀を鍛える
刀鍛冶が住む隠れ里も包括しています。
温泉もあったような…(ー_ー
組織内には、多種多様なお仕事があります。
たとえば主人公がそうですが、
組織に属しているのは悲惨な運命に見舞われた人たちです。
「戦えないなら、不要」
と言われて追い出されたら、生きてゆくすべがありません。
ですが、ここには居場所があります。
手に剣を持って直接鬼と戦うことができなくても、
剣士としては落ちこぼれでも、
特殊な技能がなくても、受け皿がある。
懐の広い組織です。
そんなに人を抱えて大丈夫なのか。
運営資金…(ー_ー
つい余計な心配をしてしまうのでした。
▇ 死んだ者は退場する
「ま、まさか!」
「生きていたのか!?」
という例のアレはありません。
亡霊になって登場することもありません。
天国からこっそり見ているなんてこともありません。
すっぱりさっぱり、物語から退場します。
なぜこんなことに驚いてしまうのか。
変な先入観を持っていた私が悪い。
『どーせ、人気のあるキャラは死んでも出てくる』
とか。
亡くなった方を思い出したりするシーンはありますが、
さらりと流れていきます。
潔い。
▇ 大正から現代へ
ついつい忘れがちでしたが、時代設定は大正でした。
汽車も出てきましたね。
『鬼』を表舞台で活躍させることのできる最後の時代です。
そうそう、途中で『鬼殺隊』のルーツが語られましたっけ。
平安時代。鬼が一番輝いていた時代ですね。
エンディングは『現代』で迎えるそうです。
甥っ子に聞きました。
コミックス20巻の時点で、主人公は10代でしたから…。
たぶん生きて登場することはないでしょう。
登場人物たちがその後どう生きたか、
誰かの子孫を介して語られるのかな。
クリックひとつで、
すぐに最終回の内容を知ることができます。
ネタバレ平気 →(°_°
でも、やめておこうかな。
避けまくるほどでもないですが。
甥っ子がコミックスを買ったら、読ませてもらいます。
☆*☆ お気に入りの登場人物 ☆*☆*☆
甥っ子→ 煉獄(れんごく)さん。
姪っ子→ みつりちゃん。
私 → 善逸(ぜんいつ)くん。
冒頭のイラストは善逸くんです。
Windows10のペイント使用。
例によってタッチパッドで指で描きました。
「振り返り読み厳禁」を自分に課してしまいましたので、
いろいろ確認せず、記憶のままにつづりました。
きっと間違いだらけでしょうごめんなさい。
字数も多くなってまいりましたし。
そろそろ潮時でしょうかね。
では、
書き逃げ御免蒙ります \(°▽°;