『夏の全国高校野球』が中止になりました。
新型コロナ流行のせいです。
野球という競技自体は『密』ではありませんが、大会を開催するとなると話は別です。
大人数でぎゅうぎゅう詰めのバスに乗り、三密状態で長時間移動。
勝ち進めば、何日もお宿に滞在。
それに休校が続いて部活動も禁止でしたから、きっと体作りもままならない。
熱中症とケガが多発するのでは、と心配です。
参加するのは野球部員だけではありません。
応援する人たちも一緒に大移動して、炎天下の球場に集うのです。
同じ県の高校と練習試合を行なっているところはあるようですが、
規模がまるで違います。
…って、練習試合してたのですか(ー_ー
夏のスポーツは多々あります。
でもやはり、甲子園は特別なのでしょうね。
ニッポンの風物詩。
中止になったのは、野球だけじゃないんですよ。
『高校生の祭典』というのであれば、
*全国高校総合文化祭(総文祭)。
*全日本吹奏楽コンクール(朝日コンクール)。
インターハイも注目度の高いスポーツの祭典。
競技によっては開催も可能だったかも知れません。
けれど、中止が決定されました。
「高校生たちの安全安心、命を守ることを選んだ」
と、高体連の岡田会長がおっしゃっていました。
吹奏楽コンクールは、小学生の部から一般の部まで全て中止。
ほとんど練習ができていない状態でしょうし、仕方ありません。
2020年用に用意された課題曲は、来年度に使用されるようです。
※誰もが知っている2011年度の『課題曲』。
そして、高文祭は。
オンライン開催!?(°▽°;
おお、なんということでしょう。
時流に乗りましたよ。
甲子園やインターハイに比べるとどうにも『地味』な感が否めない高文祭。
認知度を上げるチャンスかもしれません。
ー参加部門ー
日本音楽、吟詠剣詩舞、郷土芸能、
マーチングバンド・バトントワリング、
美術・工芸、書道、写真、放送、
新聞、文芸、自然科学
全部の部門を開催するのは無理でしょうし、準備が間に合うかどうかも微妙。
でも、お客様の側からしたら、遠くの会場まで出かける必要がありませんし。
うまくいけば、全国津々浦々の方々に活動を見ていただけますよ。
オープニングはミュージカルの予定だとか。
がんばれ、高校生(と高文連)!
※今年は高知県で開催予定でした。
悲喜こもごもの夏。
人の力ではどうにもならないこともある。
どうやっても『悔しさ』はぬぐえない。
でもその中で、せめて、『後悔』を残さないように。
大切な季節を過ごしましょう。