やれることだけやってみる

マイナスからの畑作り。草と戦い、疲れたら猫といっしょに昼寝をします。

『猫のおてて』が気になる。

『猫』が登場する慣用句はどっさりあります。

ちょっと気になることがあるので開いてみますよ。

 日本語大辞典をパカッとな。

\ どーん☆ /

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おなじみのものが、ずらりと並んでおります。

いくつか抜き出してみましょう。

ナンバーは私が勝手につけました。ご了承ください。

・・・・・・・・・・・・・・

1.猫に鰹節

 好物を近くに置いては安心できないこと。

2.猫に紙袋

 あとずさりすること。

 (猫に紙袋をかぶせると前に進まず後ろに進むことから)

3.猫に九生(きゅうしょう)あり

 執念深いこと。

 (猫にはたくさんの命があって何度でも生まれ変わる、といういわれから)

4.猫に小判

 価値のあるものも、分からない人には価値が分からないこと。 

 もったいないこと。無駄なこと。

5.猫に木天蓼(またたび)、御女郎に小判

 ひじょうに効果のあることのたとえ。

6.猫の首に鈴をつける

 イソップ物語『ネズミの相談』より。

 至難のわざのたとえ。

7.猫の子一匹いない

 人がまったくいないこと。

8.猫の手も借りたい

 たいへん忙しいことのたとえ。

9.猫の額(ひたい)

 狭いこと。狭い場所のたとえ。

10.猫は三年の恩を三日で忘れる

 猫は恩を忘れやすく、飼い主に忠実でない。

 【対】犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ。

11.猫も杓子(しゃくし)

 みんなそろって。だれもかれも。

12.猫も跨(また)いで通る

 味の悪い魚。

 活きの悪い魚。

 食べるところがないほど、きれいに骨だけになった魚。

13.猫を被(かぶ)

 本性をかくしておとなしくふるまう。

 知らんふりをする。

 

まだあるのか(ー_ー; ←ちょっと後悔

 

14.猫の目

 変化・移り変わりが激しいことのたとえ。

 (猫の瞳が明るさにより敏感に形を変えることから)

15.猫糞(ねこばば)

 拾いものなどをしても知らん顔をしていること。

 (猫がうんちょに土をかけて隠すところから)

 

参考資料:講談社/日本語大辞典(第二版)。

・・・・・・・・・・・・・・

 格さん、助さん。もういいでしょう。

以下、略! \(°△°

 

さてさて、これらの慣用句。

猫好きの方々には、異論もあるでしょう。

 

真っ先にツッコミが入りそうなのは、2。

*猫に紙袋=あとずさりすること。

……ですって。

では、みなさまご一緒に。

さんはい。

 

逆やろ ! \(°△° 

 

紙袋があったら、頭から飛び込んでいく。

それが今どきの猫。

あとずさりするのは、病院に連れて行かれるとき。

洗濯ネットを被せられそうなときです。

 

3などは、命がたくさんあるのはいいとして

猫好きにとってはネガティブイメージが好ましくない。

10にいたりましては、

『きのこたけのこ戦争』のような不毛な争いの予感。

 

しかし、慣用句に目くじら立てても仕方ありません。

昔の人のイメージによって成立しておりますから。

 

で、私がふと気になったのは、8。

*猫の手も借りたい=とても忙しいこと。

『役に立たないとことは分かっている。

 けど、それでもいい。

 手伝って欲しい』

という気持ちがにじみ出ている、と。

何となくそう思っておりました。

しかし…。

 

^・ω・^ ん?

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これ、手でしたっけ(°_°

^・ω・^ 正式には「前足・前脚」です。

 

猫に「あなたの手を借りたい」と言ったら?

^・ω・^n ないものは貸せません。

 

猫の手=現実には存在しないもの。

それを借りたいとは…。

*どこからも助けが得られず孤軍奮闘するさま。

*忙しさのあまり、混乱しているさま。

なんだか悲愴なイメージになってしまいました。

 

^ー_ー^ そこまで気にすることだろうか。

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いえ、別にどうでもいいです。

☆猫の前足  = おてて

☆猫の後ろ足 = あんよ

解剖図にどう表記されていようと、

そう呼ばせていただきますよ。

 

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ぽっちゃりな猫。

スリムな猫。

もふもふの猫。

足の長い猫。

おてての短い猫。

 

※みんな違ってみんないい。

green3lk.hatenablog.com

 

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