萩一輪 一輪ほどは 涼しいか? 楓屋ナギ
※本ねた:梅一輪一輪ほどの暖かさ(服部嵐雪)。
秋はじわじわ近づいているようです。
とはいえ、暑いことに変わりなし。
^・ω・^ ここがお気に入り。
キジはここで風を感じています。
上がり框(かまち)の下には、
床下に通じる隙間があるのです。
※ざっくり構造図はこちらを。
日本家屋は、屋根も床下も
風が通る構造になっております。
湿気がこもらなくて、よいことです。
そういや、兼好法師が言ってましたね。
*徒然草第五十五段・ざっくり伊勢弁訳**
家のつくり、ってのはな。
夏のこと中心で考えた方がええんやって。
冬はどんなところでもなんとか住めるわ。
暑いときに住みにくい家はあかん。堪えられへんわ。
深い池ってのは、涼しさが感じられん。
浅い水がちょろちょろ流れてる方のが、ずっと涼しげや。
細かいところやけど、
引き戸の部屋は板に格子を貼り付けた戸より明るて、ええな。
天井が高いのは冬寒いし、灯りをつけても暗いのがあかんな。
部屋のつくりは、特に使いどころのないもんを作っとくと
見た目オシャレやし、いろんな役に立つからええぞ…
とか言って、みんなで盛り上がりましたわ~。
* * * * *
今、改めてこれを読んで思う。
かなりぜいたく言ってますよ(ー_ー
庭に深い池。
流れる小川。
兼好さんちはセレブですからね。
家のない猫、ごはん中。
天井が高いと冬寒い。
家がなければ、夏も冬も青天井。
住む家があるって幸せだな。
ウッドデッキの下。掃除せねば。
部屋の中に籠もって熱中症って、
平安鎌倉の時代にもあったのかな。
^ーωー^; なにブルブツ言ってんの?
つれづれなるままに、呟いてみました。
ダイちゃんも、涼しいところで過ごしてください。
猫も熱中症になるんですから。
家主さんが心配していましたよ。
^ーωー^ ありがたいことです。
猫穴がありますから、出入りし放題ですけど。
暑いと動く気にもなれませんから、危ないね。
^・_・^ こちらのお話は、ほぼ冬なのです。
ちょっとは涼しい気持ちになれるかな?(°_°;
今週のお題「暑すぎる」
☆ 一応、徒然草『第五十五段』原文など ☆ ☆
家の作りやうは、夏をむねとすべし。
冬は、いかなる所にも住まる。
暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。
深き水は、涼しげなし。浅くて流れたる、遥かに涼し。
細かなる物を見るに、遣戸(やりど)は蔀(しとみ)の間よりも明し。
天井の高きは冬寒く、ともしび暗し。
造作は、用なき所を作りたる、見るも面白く、万の用にも立ちてよし
とぞ、人の定め合ひ侍りし。