年末の足跡が聞こえてきます。
それはクロ玉子もくつろぐ休日のこと。
田舎地方の家々を回る一台の自転車がありました。
玄関前で声がします。
「大麻ですよ~」
「はいは~い」
「1500円でーす」
知らない人はびっくりしますね。
°△°)大麻(たいま)ですと!?
そして1500円って…。
大麻を配って歩いているのは、係の人。
幼き頃は『宮座の当番』と呼んでいた気が…。
民俗学の世界(ー_ー;
各ご家庭に配られてきたのはこちら。
神宮大麻。
*神宮=伊勢神宮の本名。
*大麻=神さまの御札(おふだ)。
袋の中には氏神神社の御札も入っていました。
昨年の御札を神社に納め、新しい御札を…。
とりあえず、仏壇横の棚の上に(°_°;
クリアファイルに入れて立てかけます。
なぜ『御札』を『大麻』と呼ぶのか。
もともとのルーツは、
神主さんのぱたぱた。
お祓いをするときにご使用になるアレです。
祓串(はらえぐし)。
この祓串を『おおぬさ(大幣・大麻)』と呼びます。
☆神職さんが手作り☆
昔、お祓いを受けた人はそのしるしに
箱に入った祓串をいただいたそうです。
今は祓串を和紙で包んだ御札をいただきます。
お祓い大麻・お祓いさんとも言います(°▽°
大麻の代わりにいただくようになった御札。
その御札が大麻と呼ばれているわけです。
頭では分かっているんですけどね。
大麻の違法栽培が取り沙汰される昨今、
ぼへーっとしているときに
「大麻ですよ~」
と声をかけられるとドキッとします。
ありがたい御札が…(ー_ー;
植物は悪くないのになあ。
^ーωー^ いかすもころすも人間次第。
枯れ草の中で暖をとるキジ。
草ボウボウの畑の有効利用か…。
◇ 追記 ◇*◇*◇
神社の神具には大麻が多く使われています。
注連縄・鈴緒など…。
薬物乱用で問題になる大麻とは別品種です。
^ーωー^ 年末年始にまったり(全10巻)。