強い風 桜の枝を 折らないで ダイ
明日はねこ森町の「さくらまつり」。
猫たちがそわそわしております。
ねこ森町では桜が満開。
空までピンク色に染まっています。
桜は神さまが降りてくる木です。
降りてきた神さまや翼のあるものが花の上に座ります。
猫たちも登れますが、登りません。
木の下に赤いじゅうたんを敷いて見上げます。
上から花見をする神さまたちと、
下から花見をする小さな生き物たちが、
桜の花をはさんで楽しくお話をするのです。
^・_・^ あれ?
桜はピンク色だったでしょうか。
おうちにも桜があったはず。確かめましょう。
^・_・^ しろい…。
萼(がく)と葉っぱが赤くて花は白いです。
四季桜だからでしょうか。
ずっと咲いているから、色が薄くなったのかな。
どっちかというとボケの方がイメージに近いような。
ボケの花
白とピンクのマーブル模様です。
やっぱり違うな。
これは桜色じゃない。ボケ色です。
お花見をするときの桜は、何色ですか。
桜色って、本当はどんな色ですか。
三色団子の色じゃないの?(°_°
^ー_ー^ またいい加減なことを。
桜の木は、冬の間にきれいな色を準備します。
木の中にピンク色を蓄えます。
だから、つぼみは濃いピンク色をしています。
ソメイヨシノのつぼみ
固いつぼみの方が色が濃いです。
開いてゆくにつれて、色が薄くなります。
ソメイヨシノの花
雪のような白さではありません。
やさしい色です。
桜のつぼみがふくらんでくると、
「いつ咲くかな~」
とワクワクします。
桜の色のイメージは、つぼみの色?
ワクワクする気持ちの色かもしれません。
だから
「さくらの色はこれ!」
と、ひとつに決めるのは難しそうです。
昔の人も微妙な色合いで表現していました。
☆衣の桜襲(さくらがさね)
※浜島書店/常用国語便覧 より。
『桜色』と名づけられた色はあります。
染物ですと、紅花染めの一番淡いピンク色です。
色見本帳にも『桜色』があります。
山桜の色だそうですよ。
あ、そうそう。
桜は白やピンクだけじゃないのですよ(°_°
^・△・^ ほんとに?
例えば、カンヒザクラ(寒緋桜)。
桃の花より濃い色の花を咲かせます。
花の形も変わっているんですよ。
ぴろ~んと開ききらないのです。
八重咲きクロッカスみたいな形です。
^ー_ー^ でも、さすがに緑は…。
三色団子を引きずっていますね(ー_ー
緑色の桜もあります。
ギョイコウ(御衣黄)という品種です。
はいこちらです。
ギョイコウザクラの花。
こちらはソメイヨシノの後で咲きます。
咲いてしばらくすると色が黄色っぽくなり、
花の中心部が赤っぽくなります。
黄色い桜もありますよ。
黄桜は、お酒の名前だけじゃないのです。
※きれいなお写真はコチラ ➽ さくら図鑑
桜にはいっぱいいっぱい種類があります。
昔から愛されてきた花ですから。
^・ω・^ いろんな色があるの!
そうですね。
満開の桜は蕾よりも白くなる。
それは空から見たとき目立つからじゃないかな。
夜に見る満開の桜は、ぼうっと光って見えます。
神さまが降りてくるにはいい目印です。
ご近所の桜はまだ三分咲きくらい。
ねこ森町はきっと花盛りですね。
どんな色の桜が見られるかな。
どんな楽しみが待っているかな。
お土産話を待つことにしましょう。
^・ω・^ イチゴとこのお菓子をお土産にするの。