やれることだけやってみる

マイナスからの畑作り。草と戦い、疲れたら猫といっしょに昼寝をします。

インスタグラム、『私の素敵なお友だち詐欺』に引っかかった

Instagram。謎多きSNS

先月半ばから開いておりません。

なぜなら

詐欺に引っかかったからです(°_°;

 

^ー_ー^ ウカツな。

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まったくもって、その通り。

 

【詐欺の流れ】

1.ダイレクトメッセージ(DM)が届く。

インスタグラムのシステムにDMというものがあります。

フォローしていようがいまいが、1対1で文字の会話ができます。

ラインのトークルームみたいな感じでした。

そこにある日、

「あなたは素敵なポストを持っています」

「私のインスタグラムは非公開ですが、お互いにフォローしませんか」

という内容のメッセージが送られてきました。

素敵なポスト…?(°_°

上の写真を気に入ってくださったようです。蜘蛛の巣が張ってますけどね。

 

2.こちらの情報を知りたがる。

DMで会話を初めてすぐ、その方は私に名前・年齢・性別・職業を尋ねてきました。

そして、こちらが答えるより先に自分が何者かを名乗ってきました。

「母はイギリス人で、父は日本人です」

「イギリスに来たことはありますか?」

旅行で行ったことがあったので、そう答えましたら

「それは素晴らしいです!」

イギリスの話が膨らむかと思いきや、そこでおしまい。

続けてこちらの名前や性別を探ってきます。

さすがの私も本名は名乗りません。NAGIと呼んでもらいます。

 

3.LINEのQRコードを要求される。

「もっとあなたとお話がしたいです」

「ラインのQRコードを送ってください」

私はパソコン版LINEを利用しています。QRコードなんぞ知りません。

そう書き込むと、先方からQRコードが送られてきました。

内心『うっとうしいなあ』と思ったりもしますが、断るのも申し訳ない気がします。

やり方を調べてLINEをつなぎました。

 

4.怒濤のようにメッセージが届く。

そりゃもう、息をつくヒマもありません。

「私はアメリカの女性兵士です」

イラクにいます」

さっきイギリスと日本のハーフとか言いませんでしたっけ。

軍属って*国籍が問題になったりしないのかな。

 (*グリーンカード=永住許可証があればいいらしい)

それにイラクって。時差はどうなっているのですか。

考え込んでいますと

「母は幼い頃、私をつれてアメリカにきました」

「私は退職を考えています」

話題がどんどん飛躍していきます。どさどさとLINEにメッセージが表示されます。

こちらに考えるスキを与えないためでしょう。

実際、調べるヒマもなければ、聞き返すタイミングもありません。

どさどさー。

インスタに上げた写真についての話題などは一切出ません。

「成功してお金持ちになって日本に住みたい」

「日本人男性は優しいと聞いています」

「紹介してください」

知らんわ、そんなの。

イギリスにもアメリカにも優しい人がいて、そうでない男性もいるでしょう。

ようやくそう返事しましたら、

「そうですね」

軽く流されました。

そうして話はまた別のところに飛びます。

「退職しようと思ってます」

「ユナイテッド・ステイトは受理するでしょう」

自分語りの合間合間に、こちらの情報を探ってきます。

私の家族構成やら、家族の職業やら。とにかく根掘り葉掘り聞いてきます。

パターンとしては、自分の身の上を明かしてから尋ねるやり方。

警戒されないように、でしょうか。十分怪しいですけどね。

「あなたの写真もください」

自分だというアジア顏のお写真が送られてきました。

自撮り写真かな。加工のセンスがちょい古め。

兵士には見えませんでした。

 

5.英語があやしい。

日本語でメッセージをくれるのですが、理解するまでに時間がかかります。

グーグルさんかエキサイトさんか。明らかに自動翻訳です。

おまけに、

 

「私の親愛なる、素敵なお友だち」

「私はあなたが誠実な人であると知っています」

こういう日本人には馴染のないフレーズが頻繁に出てきます。

面倒くさくなってきたので、こちらからのメッセージを英語に切り替えました。

向こうも英語に切り替えてきました。

ところがしばらくすると

「日本語を勉強したいので、日本語でお願いします」

と、日本語でメッセージが来ました。

それなら仕方ない。また日本語でのやり取りに戻ります。

 

向こうからは矢継ぎ早にメッセージが届きますが、こちらからメッセージを送りますと

しばらく未読の状態になります。〇〇翻訳中と思われます。

送られてくるメッセージも〇〇翻訳のコピペ丸出しです。努力の跡はありません。

さすがに温厚な私もイラッとしまして、再度英語に切り替えました。

しかし、ですね。

 

こちらが英語で書き込んでも、同じようにしばらく未読状態になるのです。

さては英語も〇〇翻訳か…(ー_ー

 

案の定、数回やり取りをしただけで、

「英語が分かりません」

と日本語で送られてきました。

 *イギリス人の母を持つ

 *アメリカの女兵士

英語、できないみたいです。

私は英検も持っていないし、英語塾にも通ったことがありません。

学校の英語の時間に学んだだけです。

基本に忠実に、中学校で習うレベルの英語を使いました。

それが精一杯だもん(°_°

ネイティブに理解出来ないはずがありません。

世界に冠たる『英語苦手王国ニッポン』。その日本人より英語ができないとは。

おまけに内容がまるでありません。全く楽しくありません。

 

疲れてきました。

あなたとばかり話をしているわけにはいかない、と書き込みました。

「なぜですか?」

私にも生活があるからです。

「分かりました。また明日」

もう、いやです。

 

6.監視されているような。

親しい友人に、途中から相手とのやりとりをライブ中継しました。

「これは詐欺!」

「すぐさまブロック!」

ですよねー。

インスタグラムとLINE。両方同時にブロックしなくてはなりません。

できれば向こうに気づかれないように。

LINEでお別れしてから、インスタグラムを開きました。

「何をしているの?」

すぐさまDMに書き込みが。

ひいいい~!

こちらがインスタを見ているとか、そんなの分かるんだなあ。知らなかったよ。

何をしていたかというと、彼女がインスタに上げた写真を見ていました。

嘘ではありません。綺麗な写真でした。

「ありがとう。嬉しいです」

ヨーロッパのお城や、庭園の写真。絵はがきのように美しい写真でした。

本人が撮影した写真かどうかは不明です。

ちなみにプロフィール写真はオリジナルではありませんでした。

 

※この猫写真を友人が見つけてくれました。

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※こちらのサイトからの借り物ですね。

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これは何語でしょうか。調べる気力も起きません。

 

送られてきた写真の中でおめかしして微笑んでいたのは誰だったのでしょう。

詐欺の被害に遭った方かな。

 

7.ブロック完了。

『この人、怪しい』というレベルを超えました。

身の危険を感じます。

インスタグラムとLINEのブロックの仕方を調べました。

先方の活動時間は不明ですが、日本人に合わせているのなら。

日本人が活動しない時間に(°_°

ニワトリが鳴く前に起きてパソコンをポチポチ。

朝4:00。

慣れない操作で時間がかかりましたが、邪魔は入りませんでした。

そうして私は心の平安を取り戻し、二度寝したのでした。

 

・・・・・

 

あれは何だったのでしょう。

友人曰く、

「ロマンス詐欺、だって」

親しくなって、恋人のような状態になって、お金を騙し取る詐欺ですって。

『軍人』『医者』を名乗る男性が女性を狙うことが多いとか。

 

イラク在駐の女性兵士が、日本の田舎に住む無職女にロマンス詐欺。

一体、何がどうなったらそうなるのか。

「日本人男性を紹介してほしい」

というのが肝だったのでしょうか。

本気で紹介してもらえると思っていたのか。

私の性別が『女』だったのが誤算なのか。

「QRコードを教えちゃダメ!」

目的はLINEのQRコードだったか。

QRコードがあれば、スマホからLINEにログインできます。

私のふりをして友だちと話せます。

被害は友人たちに及ぶわけです。

 

今のところ私のLINEは無事です。

身に覚えのないトーク履歴もありません。

 

人生、至る所に落とし穴。

笑い話にするにはまだ生々しいのですが、経験談として記します。

 

^・ω・^  人が好いのと無防備なのは別。

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※乗っ取られたらすぐ対応。

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