各地で豪雨となったお盆。
田舎ですので、お盆の入りにはお坊さんがいらっしゃいます。
一軒一軒檀家をめぐって、お経さんをあげてくださるのです。
過疎化が進みきった集落でも、10軒ってことはありません。
むしろお寺が無住になっている所も多いので、お坊さんは掛け持ちです。
去年、2020年の8月13日は酷暑。
一昨年は台風が来ていたような記憶があります。
今年は豪雨の気配。
大変です。
お迎えする側にとっては、5分ほどですが
せめて冷たいおしぼりを(°_°
いや、その前に仏間のお掃除を。
四角い和室を丸く掃いて、猫毛と足跡を…。
^・ω・^ では、点検しよう。
せんでいいです。
これからコタツ机も片づけますから、どいてください。
^ーωー^ 応援しよう。
猫の手はあてにしていませんが。
コタツ机、どけるって言ってますやろ。
どきなはれ。
とまあ、これが前日のお話です。
当日はいつもと違う気配を察したのか、猫たちの挙動が不審。
^・_・^; 何か音がした。
朝8:30。びくびくダイちゃん。
そこに
「おはよう」
⊂^・ω・^⊃ わたわたわた。
落ち着けダイちゃん。
あれは区長さんの声です。回覧板だそうですよ。
さっと見て、さっと回しましょう。
^・ω・^; あー、びっくりした。
他の猫たちは外に逃亡。ダイちゃんだけが踏ん張りました。
さて、最終チェックです。
精霊棚はないけれど、お花を飾ってお菓子をお供えして。
『上』と書いた真っ白な金封に、入っているかな『千円札』。
確認よーし(°▽°
待つことしばし。
「おはようございますにゃあ」
萌え語尾と共に、お坊さん登場。
ダイちゃんが玄関でお出迎えしたようです。
「猫ちゃ~ん」
お坊さん、頭を撫でようとして空振り。
すみません、人見知りで(°_°;
というより、人間がコワイのです。元ノラですから。
「はっはっは。いっちょまえやな~」
お坊さんは猫に優しいです。
どこのお坊さんもそうなのかな。
ダイちゃんや、頭のひとつくらい差し出してもよかろう。
^・ω・^; すみません無理ですごめんなさい。
スケジュールは分刻みです。
ダイちゃんに構っているヒマはありません。
お坊さんは風のように現れて、風のように去って行かれました。
^・_・^ 雨が強くなりませんように。
物陰からお坊さんを見送って、
そろりそろりと猫たちが戻ってきます。
いつもと少し違う、夏の一日なのでした。
^・ω・^お坊さんはたいへんなの。
分単位で綿密なスケジュールを建てて棚経に回るも、コイヌちゃんが4匹もいらっしゃったので10分もモフってしまう。これは仕方ない。1回休み。 pic.twitter.com/T76hSCphLg
— 洗手院(千手院) (@senjuin1010) 2021年8月13日