5月の中旬になると、キウイの花が咲き始めます。
キウイフルーツには雄株と雌株があります。
雌雄異株の植物ですね。
男の子の木には『雄花』が咲き、
女の子の木には『雌花』が咲きます。
こちらが雄花。
花の中心におしべがたくさん。
黄色いのは花粉の色ですね。
こちらは雌花。
実をつけるのはこちらの花です。
真ん中の白っぽいのが、めしべの『花柱』。
あら、なんだかどこかで聞いたような名前。
ただし読み方は『花柱(かちゅう)』だそうですよ。
この白いわしゃわしゃの先で花粉を受け止めます。
雌花にも黄色い花粉っぽいものがありますが、
これは結実には関係がありません。
雄花から花粉をもらわないとダメなんですね。
おや、雄花に虫さんが。
どなたでしょう。ハナアブさんでしょうか。
ちょっと分かりません。
この方が、体に花粉をくっつけて雌花に行ってくださると…。
おお、雌花にも虫さんが。
ありがたい、ありがたい。
雌雄の株がものすごく近いので、人工授粉なし。
毎年、虫さんたちにお任せです。
6月下旬のキウイ。
受粉が成功しました。
雌花が実をつけてくれましたよ。
この若い実たちが、ひと夏かけて熟していきます。
10月下旬のキウイ。
いい感じになってきました。
収穫できそうな実がいくつもありますよ。
11月中旬のキウイ。
私はいつも、このあたりから収穫を始めます。
収穫期を迎えたキウイは、このように下から持ち上げますと
ぽこっと採れます。
きゅっ、ぽこっ。
とても気持ちがいいですよ。
ぽこっと採れない場合はハサミで切ります。
木に優しく。
ところで、キウイのつるはリース作りに使われることも。
ちょっと早まった例。
つるを切るときは、葉っぱが落ちるまで待ちましょう。
だいじょうぶ。
ちゃんとクリスマス・リースには間に合います。
12月下旬、まだ収穫中。
12月にもなると葉っぱはもうありません。
収穫し損ねた実が、ぽとぽと落ちています。
大きくなれなかったキウイ。
実をつけるのが遅かったのかな。
どんまい。
冬になりますと、キウイは休眠期に入ります。
この時期は樹液の流れが弱くなります。
さあ、剪定の時期ですよ。
お手入れの行き届いていないキウイ。
キウイはとても成長が早く、ものすごくつるが伸びます。
剪定をさぼると大変なことになります。
樹液の流れが弱いうちに切ってしまわなくては。
遅くとも2月中には終わらせたい…と毎年思っています。
ちょっきん☆
数日かけて、地道に切ります。
手に負えない場合は業者さんに頼みます。
料金はさまざまです。要問い合わせ。
猫、ごきげん。
枝がすっきりしました。天然のジャングルジムです。
猫、大喜び。
ちなみにキウイの枝も猫に喜ばれます。
※個体差はあります。
なんやかんやで、3月。
生木をかじる猫。
そろそろキウイが活動を始めたのかな。
これから芽が出てつるが伸び始めます。
ゴールデンウィーク到来。
しっかり葉っぱが茂っていますね。
毎年葉っぱが出始める頃を見逃します。
つぼみコロコロ。
以上、キウイの一年でした。
^ーωー^ おそまつさまでした。
雄花と雌花の両方を見つけたので、まとめ記事を書いてしまいました。
すでに公開した写真が多くなっております。
ご了承ください。
^・ω・^ なつかしの動画。