大雪の降りし次の日。
雪のいと高う残りたるに、猫待つとてふろんとがらすの雪を払ひ、わいぱあを掘り起こして、山を越え橋を渡り、こわごわと行きけり。
たどり着きてみれば、猫言ふ。
^・_・^ おそし。
例よりも30分あまりの遅刻なりけり。
後先になって、家に入る。
みな食欲旺盛にて健やかなり。その姿をふぉとぐらふぃーに収めんとかめらを構ふに、不機嫌なる面持ちにて、
^ー_ー^ 飯の妨げなり。
と怒ること、いふもさらなり。
いにしえより、犬は雪を喜び、猫はこたつでまるくなるとかや。あれは半ば誤りなり。猫も雪を喜ぶことあり。外に出でて楽しむ。
^・ω・^ いざ行かむ。
招かれて、われも外に出でにけり。猫と雪見なり。
いと寒けれど、趣あり。
猫ども、腹まで埋もれつつ歩き回る。にくきうはいかに冷たからんと思ふ。
^・ω・^ ともに歩かむ。
お断りなりけり。
しばし眺むるに、なにやら雪を掘るけしきなり。
もりもり。
ねいちゃーこーりんぐ。
ないない。
その後も、心のおもむくままに歩き、跡をつけ、
^・ω・^ 納屋は無事なり。
荒れたる小屋を見て、我に知らせつ。よきかな。
昼を過ぎ、やうやう雪も溶けて消えゆけば、
^・ω・^ 白きもの、少なし。
猫ども、やや名残惜しげな顔をして、塀の上より眺め居たり。
おしまい。
◇*◇*◇
^ー_ー^ ぬくぬく。