やれることだけやってみる

マイナスからの畑作り。草と戦い、疲れたら猫といっしょに昼寝をします。

【田舎むかし話】ちいさなお宮さん


むか~し昔。

猫たちが住む田舎の集落にはちいさな神社がありました。

鎮守の神さまは西の方から東を向いて、人々の暮らしを見守っておられたのです。

その御名を、椿の宮さまと申します。

祭りの日には笛や太鼓に獅子が踊り、神さまと人はよいお付き合いをしておりました。

 

明治三十九年(1906年)の終わりごろでしたか。

西園寺内閣が『神社合祀』を励行いたしまして。

この流れは大正九年(1920年)まで続きました。

一町村一神社。

小さな宮さまは隣の集落の大きな神社にお引越し。

椿の宮さまがいらした場所は更地になりました。

 

^・_・^ もしやこの流れは。

はい。土地はお引越しできませんからね。

そして人の手が入らなくなった土地はこうなります。

 

ばふーん☆

お宮さん跡地は、三軒の家が引き継ぎました。

そのうちの一軒がうちの実家です。

直線距離にして300m。当時の人は一体どういう基準で決めたのでしょう。

たまたまその時、お宮当番だったのかな。

 

明治生まれの祖父はここで柑橘を育てておりました。

甘夏だったか、八朔(はっさく)だったか。

朱欒(ザボン)も見たような気がしますが、今はこの有様ですよ。

 

このへんがうちの土地かな(°_°

どこから来たものか、笹や竹がぼうぼう。

でっかいヤツデもぼうぼう。

ご近所のおうちに迷惑をかけております。

このままにはしておけません。

関係者が集まって、どうするか相談しました。

 

バナナの木発見!(°▽°

あちこちごそごそ探検しておりましたら、

 

°△°)もう、カエちゃんは立ち入り禁止!

危ないから入っちゃダメって。

マムシにかまれて入院した人もいるって。

竹藪の処理は涼しくなってから。

市から重機を借りてきてやるって(無料)。

ブッシュクラッシャー?(°△°

なにそれ、見たい。

農村の多くの人は大型特殊の免許を持っていますから。

こういうとき、とても頼もしいです。

そうして私はまるっきりの役立たずです。

 

土地を手放したいときには

「相続土地国庫帰属制度」

というものがありまして。

管理できない土地を国が引き取ってくれます。

しかし竹ぼうぼうの土地はダメなようです。

※詳しくはこちら↓

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202303/2.html

売れない土地は引き取ってもらえないのです。

なんのための制度なのでしょう。

 

お宮さんが引っ越ししたあともお祭りは残りました。

私が小学生のころは、まだ行なわれていましたよ。

けれど次第に人々の思いは薄れ、笛太鼓や舞の技も失われてしまいました。

習っておけばよかったなあ。

衣装も平安時代みたいで素敵だったんですよ。

しみじみ……。

 

^・ω・^ 祭りならばこちらに。 

む、いやな予感。

廊下に点々と落ちているこのチップは。

 

ぎゃー!

秋のナワバリ争奪けんか祭り開催。

あああ、こんな祭りはいらん。

賑やかで楽しくて、もっと平和なお祭りを。

そして後片付けは自分たちでしてください。

 

^・ω・^ てへぺろ

 

^・ω・^ お祭りわっしょい。