赤福が。
赤福が臨時休業です。
ーー新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け、直営店および委託売店において、臨時休業および営業時間を一部変更させていただきます。また、朔日餅をはじめとした、取り扱い商品の一部も販売を一時休止させていただきます。ーー
※2020年4月22日時点の情報。
※2021年は営業中(時間変更あり)。
淡い桃色の紙に包まれた木箱。
パカッと蓋をあけまして、
餅菓子にくっついた薄い木製の紙をそうっとはがします。
白いやわやわお餅の上に、ほんのり紫がかった色のこしあん。
手作りなので、あんこの上にぺったんと指の跡がついているのがまた。
なんともいえない温もりを感じさせてくれます。
ひと月に1度くらいの頻度で無性に食べたくなる、あのお餅。
あれがしばらく食べられないですと?
ショックです。
赤福だけではありません。
内宮前のおかげ横丁のお店も、軒並み臨時休業中。
新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、
「GWの来訪を控えてほしい」
と、市長さんが訴えておられます。
すべての観光施設と駐車場の原則閉鎖を決定したと報道されました。
白川村ではウィルス感染者は出ていないそうです。
しかし、外から持ち込まれると医療が追いつきません。
「村民と来訪者の命と健康を最優先に」
だそうです。
これは「よそから入って来ないで」ですから、
ロックアウト、かな?(°_°
*ロックダウン:中にいる人が外に出られないようにする。
*ロックアウト:外にいる人が中に入れないようにする。
現在、国全体で
「不要不急の外出は自粛して下さい」
という呼びかけが行なわれています。
「今いる都道府県から出ないで」
というのも『お願い』・『要請』。
罰則がありませんから、厳密には『ロックダウン』ではないそうです。
今、多くの国々で都市を丸ごと封鎖する『ロックダウン』が行なわれ、
人々の外出が制限・禁止されています。
許可なく外出すると罰則が科されます。
フランスでは、許可なしで何回も外出して、
たくさん罰金を払った人がいるとニュースで聞きました。
インドでは、外出制限令に違反した外国人旅行者10人が罰を受けたとか。
「大変申し訳ありませんでした」
と、500回書かされたそうです。
……なんだろう。この罰則は
とってもデジャヴ(ー_ー;
日本では都市封鎖(ロックダウン)はできません。
なぜかというと、
憲法の中に『国家緊急権』の規定がないから。
※『国家緊急権』とは
戦争・内乱・恐慌・大規模災害などの有事の際に、
国家権力が立憲的な憲法秩序を一時停止して非常措置をとる権限。
この規定がないので、
憲法をいったん横に置いて、非常措置をとることができない。
基本的人権を侵害してはいけないから、『禁止』ができない。
生活必需品を購入するために、公共交通機関を利用する人もいます。
だから、電車やバスを完全には止められない。
道路の封鎖もできませんので、
都会で暮らす人たちが閉塞感から逃れようと、
ふらふらと他県に海を見に行ったりすることができてしまう。
公園の利用者も増加していたりするみたいです。
開放感を求める気持ちはみんな同じです。
先が見えないのは不安です。
息苦しい。生き苦しい。
禁止じゃないし、罰則もないから
「これくらい、いいじゃん」
という気分で動いてしまうんだろうなあ。
新型コロナ騒動も長くなってきましたから、
中だるみの時期なのかもしれません。
休業要請があった業種でも、営業しているお店があるようです。
大阪府では、要請に応じなかったお店を公表するそうですね。
すでに通報がいっぱいだとか。
確かに、日本人には『世間の目』の方が効果的かもしれません。
どうにもやり切れない思いがしますけれど。
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それにしても。赤福。
御福餅もへんば餅もダメだろうなあ…。
手に入らないと思うと、余計に食べたい気持ちが募ります。
せめて、HPのお写真でも眺めて心を慰めましょう。
…おや?(°△°
宅配サービス?
インターネットから注文できるの?
おっと、夏場は休止ですか。
商品がいたんではいけませんからね。
受付は5月18日(月)17時までだそうです。
そうそう。
永遠に食べられないわけじゃないんです。
お出かけできる状態になってからでいいや。
緊急事態宣言が解除されたら、お店に行こう。
そして赤福氷を食べるんだ☆(°▽°
陶器の器にふかふか氷。抹茶蜜。
中にやわやわお餅となめらか餡子。
※情報はこちら→ 伊勢名物 赤福
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2021年。
※おかげ横丁は営業中(時間変更あり)。
※白川郷は宿泊ができません。