日本の土地にはすべて所有者がいます。
そして、大字小字(おおあざこあざ)のうしろに番地がついています。
畑や田んぼにも番地があります。
『地番』っていうんですけどね。
恥ずかしながら、私は実家の田畑の正確な位置を知りません。
\ 法務局で地図を請求してみました /
これは一般に公開される情報ですので、自分ちの土地でなくても請求できるようです。
法務局に行って、
「公図ください!」
と、元気よく言ってみましょう。有料ですけど。
で、請求してみましたら、
「この地番の公図はありません」
と言われてしまった土地がありました。
どこかというと、
種別:山林
本格的な林業を営んでいたわけではありません。里山の一部です。
祖父が、スモモやパッションフルーツやブラックベリーを育てておりました。
おそらく、デジタル化の波が押し寄せてきたとき後回しにされて、
データ化されないまま今に至っているに違いありません。
地元の役場でも聞いてみたんですが、どこの山も事情は同じ。
「当事者に立ち会ってもらわないと、土地の境界線は分かりません」
では、代替わりして人が変わっていったらば…。
T(ー_ー)T オテアゲェー
だそうですよ。
資料はどっかのダンボール中で、人知れず眠っているのでしょう。
捨ててないならあるはずです。どこにあるか分からないだけで。
地図がないのなら、記憶を頼りに行ってみましょう。
自転車に乗るのは久し振りだなあ。
コレ、絶対空気抜けてるな。
\ さあ、山に入るよ! /
住所を見ると、字桃谷(仮名)となっています。
以前草刈り大会の会場となったため池、桃谷池(仮名)の近くだと思うのですが。
※参照→ もろびとこぞりて草を刈る - やれることだけやってみる
サイクリングにはよい季節♪ だけど自転車で山道はやっぱきつい
細い道ですが、舗装されています。
きちんと里山を活用している方々は、軽トラックで行き来します。
登っていくと、ため池が見えてきました。
\ このため池、結構でかいな /
あまり近づくと危険ですが、なかなか良い景色。
ため池に沿って、山道は続きます。
お? 何やら舗装道路から山へと分け入る道が…。
勝手に入られないよう封鎖されています。 この法面には見覚えがあるような。
幼き日の思い出によると、入り口はサビサビの鉄の門扉で閉じられていたはず。
しかし半世紀近く前の記憶です。取り替えたかもしれないし。
山の中の私有地への入り口なんて、どこも似たようなものだからなあ。
確信がもてないまま、引き返すことにしました。
こんなところで何かあったら、誰にも発見されません。
日の高いうちに人のいるところに、って来る途中一人しか見かけませんでしたけど。
帰りは下りだからラクかと思ったら、落ち葉や落ち竹がコワイです。
次に来るときは、ホーストレッキングとしゃれ込みたいな。
馬、飼ってないけど。