とある昼下がりのことでございました。
ここのところ、とある事情で生活のリズムが変わっておりまして。
その日は午後になってから猫たちに会いに出かけました。
猫たちは車のエンジン音を聞き分けます。
サバがお向かいのワカさんちから走ってきました。
玄関を開けますと、キジがぽてんとお出迎え。
おや、クロがいませんね。
おやつの気配を嗅ぎつけたら戻ってくるでしょう。
猫の嗅覚と聴覚はすごいのです。
キジとサバがうるさいので先におやつを。
^ーωー^ ふー、食べた食べた。
ふたりが満腹になってもクロは帰ってきません。
どこかでほっこり寝ているのかな。
家の周辺をひとまわり。
クロー、おやつですよー(°△°
ご近所の手前、恥ずかしいので小声で呼びました。
出てきません。
しかたないなあ。クロはおやつ抜きってことで。
あ、いた(°_°
^・_・^ ……。
玄関前にひっそり。
別方向から戻ってきておりました。
^・_・^n ……。
無言でちょいちょい、すりすり。
はいはい、いつものね(°_°
クロはこんな顔ですが、甘えっこ。
おでこにちゅーされるのが好きです。
そして頬ずりとほっぺちゅーをしてくれます。
ちゅ。
ねちょり。
猫の鼻先は冷たい。
それに、なんだかぬめりがあるような。
^・ω・^ あげる。
クロの口からぽっとり赤黒い塊。
猫のお土産。この物体は。
ふごっぺ!(°△°;
鼻から変な悲鳴が出てしまいました。
スーパーのお肉コーナーで見かける色とツヤ。
これはおそらくレバー。つまりは
なにかの臓物です。
しっとりぬるぬる、私のほっぺ。
好意はありがたい。ありがたいですが。
ほがががが(°△°
慌ててお土産を拾って処分しました。
ああ、猫あるある。
似たようなシーンを漫画で読んだなあ。
※ポヨポヨ観察日記/樹るう 第二巻より。
油断しているときを見計らったようにやってくれます。
しかしこれは愛情ですから。
猫の愛情と感謝の気持ちですから。
心をこめて、こねこねの刑に処しました。
^・ω・^n 猫と田舎らいふ(全15巻)。