松下村塾とか、そういうのじゃなくて、いわゆる『学習塾』の話です。
たいそうな田舎に住んでおりますこの私。
たまにちょっと都会の匂いのするカフェーで、ランチとしゃれこむこともございます。
もちろん、平日。一人です。
ゆっくりできればいいんですが、心落ち着かない思いを味わうこともあります。
近くの席のグループが、なにやら熱心に話し込んでいるときなど。
特に気になるのは、全部がそうではない、とお断りした上で申し上げますと
ママ友の集団 (ー_ー;
お互いに楽しく会話をしていらっしゃるなら、気にならないのです。
そこにいない誰かの悪口で盛り上がろうが。
どんなグループだってやるもんね。
居心地悪くなるのは、そこのリーダー的存在らしき方の声ばっか聞こえてくるとき。
他の方々は身を乗り出して、相づちを打っておられる気配。
そっちをじっと見ているわけじゃないですから、気配ですよ。気配。
オピニオンリーダーさんが、とくとくと持論を語っておられます。
ご自身の教育論 (ー_ー;
聞きたくねーよ。しかし耳に入ってくるんですよ。ボリューム落としてください。
だいたい流れはこう。
【子どもの将来のためには ➽(中略)➽ イイ塾に行かせないと】
イイ中学校に行って、イイ高校に入って、イイ大学に合格する。
そしたら、バラ色の未来が開けてくるらしい。
だれの未来だ(=_=;
聞きたくない。席を立ちたい。
だけどまだ、デザートが来ていない。つらい。
田舎はね、そうそう気軽に通えるような距離に『学習塾』はないんだよ。
じゃあ、田舎人は学校の成績が伸び悩み、大学進学もままならないかというと
そうじゃない。
高校時代、担任の先生が言ってたよ。
「入ってすぐの成績は町の子の方がいいけど、田舎の子の方が伸びる」
引っ張り続けたゴムは、弾力を失う。
人間とゴムは同じじゃないけど、ずっと緊張状態に置けばどちらも疲弊して切れる。
学習塾、否定するわけじゃありません。
本人の生活が、楽しく充実したものになるならば。
でもね、高校の現場でさまざまな例を見てしまったんですよ。
*真面目ゆえに、親の期待に応え続け、疲れてしまった。
*人間関係に疲れてしまった(学校+塾、ときにご家庭も)。
他にも、ひねくれた表現になりますが
*勉強ができないと〇〇できない。✕✕になる。
と脅され続けて、萎縮してしまっていたり。
口で言わなくても、お子さんはそう言われているように感じてしまうんですね。
グレた方が、問題がはっきり表に出る分マシだったかもしれん…
と思ってしまうような事例も。
子どもは、親をがっかりさせまいとして、ものすごく我慢しますから。
今は、勉強しようと思えば、いくらでも手段がある。
便利ですねえ。
うちの姪っこは『もったいない病』を患っておりますので、塾は行っていません。
クラブ活動もやりたいし、習い事もやめたくないし。
『お金と時間がもったいない』
スタディサプリとかいうスマホの学習サイトを存分に活用している様子。
費用:基本料金(980円)オンリー (ー△ー;
…本人がそれで楽しそうだからいいです。
効果が上がるかどうかは本人次第。結果はこれから出ます。
だからね、悩める保護者の皆さま。
オピニオンリーダーさんの持論として語っているのは『ご自分の夢』。
乗り遅れたら、自分の子どもが不利になる、って焦らなくてもいいと思うんだなあ。
まだ来ていない未来より『今』。
晩ご飯を食べるとき、いっしょにいる。
お子さんに、宿題・課題・予習に取り組む姿を見せてもらう。
ご飯を食べる大きめのテーブルに勉強道具を広げるのもいいみたい。
休憩しつつお話ししたり、ゲームしたり。
お子さん情報を手に入れる機会も増えますよ。
そうして得られる安心感が、お子さまの将来を明るく照らす…。
って、うわー真面目に語っちゃったよ。
恥ずかしー(///ω//
^・△・^n 照れ隠しにつかわないで。