※樹るう著/ニャンコロカムイ1巻 より
みなさまこんにちは。
猫に囲まれ、猫本を漁り、『いつか自分でも猫が主人公の物語を…』などという野望を抱く猫バカです。
世間では【GO TO キャンペーン】なるものが始まっておりますが、動物を飼っている者にはなかなか利用しづらいものがあります。
旅に出たしと思へども
猫傍らにあればいづこも遠し
せめてはマンガでも読みて
気ままなる心の旅に出でてみん
※萩原朔太郎「旅上」風味
本日ご紹介しますのは、
▇ 樹るう著/ニャンコロカムイ
四匹の憑神に守られ、名刀虎杖丸を振るう無敵の英雄。
ポイヤウンペ。
倒した敵は数知れず。
敗者からいただいた宝物(イコロ)で村(コタン)を潤す。
それがどうしたことか。
ある日、昼寝から目覚めてみれば
愛らしい猫神の姿になっておりましたとさ☆
ポイヤウンペ ➽ ポイニャウンペ
※樹るう著/ニャンコロカムイ 3巻より
猫になってもポイニャンは戦う。
人間の姿に戻るため、自分に呪いをかけたヤツを探す。
疑わしいヤツはぶっとばす。
そうでなくてもぶっとばす。
いろんなものをぶち壊す。
(いいこともする)。
とばっちりを受けた人間(アイヌ)や神(カムイ)は大迷惑。
被害を受けた村(コタン)の人は言う。
「さっぱりわけがわからんが 猫神のする事だから仕方ないか」
……まあ、そうね。
乱暴者の猫神の前に颯爽と現れた人間大好き神、オキクルミ。
※樹るう著/ニャンコロカムイ 2巻より
彼との出会いがポイニャンを変えるのであった…。
なんちて。
このコミックスの舞台は北海道。
自然と神と人間が深く関わり合っていた時代です。
国内のはずなのに、なんと新鮮な世界でしょう。
出てくる言葉、人々の暮らし、神様たち。
こんな表現はだめだと分かっていても使わざるを得ない。
エキゾチック、じゃぱん。
みんな北海道が大好きです。
夏は涼しく、冬はウィンタースポーツ。
ラーメン、ラベンダー畑、流氷、熊出没注意。
アイヌコタンで木彫りのフクロウを買おうか。
「北海道に行きたいねえ」
デパートでは北海道物産展が大盛況。
サーモン、イクラ、花咲ガニ…。
自然の恵みがてんこ盛り。
今はなかなか行けないけれど、
こんな時だからこそ、ポイニャンと一緒に北の大地を旅してみませんか。
笑って、泣いて、怒って、暴れて。
魔物と戦い、神さまとお話ししよう。
ギャグたっぷりで、ときにしんみり。
ちょっぴり下ネタ・お下品ネタもあるけれど、それも生き物の営みです。
☆さあ表紙を開いて、もうひとつの北海道へ。
※樹るう著/ニャンコロカムイ 1巻より
そうそう。
ポイヤウンペとクトネシリカにつきましては
※こちらを ➽ 【刀剣ワールド】アイヌ刀
^・ω・^ うちの人間はこれを読んで。
^・ω・^ 次にこれを読んで。
^・ω・^ これを読んでいました。