やれることだけやってみる

マイナスからの畑作り。草と戦い、疲れたら猫といっしょに昼寝をします。

長雨の名前

時は2021年(令和3年)。

近畿・東海地方では5月16日に梅雨入りが発表されました。

バカな…早すぎる…(°_°;

 

こちらをご覧ください。

2021年6月のカレンダー

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6月11日の欄に【入梅】と書かれています。

口内炎の原因も書いてありますけど。

相当なフライングです。

 

日本は雨が多い。

何日も降り続く長雨もちょくちょくあります。

中でも梅雨は代表格。

季節の長雨の中にも『〇〇梅雨』という名がつけられたりします。

 *冬:山茶花梅雨(さざんかづゆ)

 *春:菜種梅雨(なたねづゆ)

 *夏:梅雨(ばいう/つゆ)

 *秋:秋入梅・秋黴雨(あきついり)

 

梅の実が熟する季節の雨=梅雨。

カビが生える季節の雨=黴雨(ばいう)。

もともと中国で使われていた言葉で、

日本に入ってきたのは平安時代

そのころ日本では『五月雨』という言葉を使っていました。

読み方は『さみだれ』『さつきあめ』。

『さつきあめ』の方がやや古風なイメージ。

テストで読みを聞かれた場合は

さみだれ』と答えるのが無難(°_°

 

それで、ですね。

鬼滅の刃で一躍有名になった

栗花落(ついり/つゆり)。

鬼殺隊士、カナヲちゃんの名字。

これが梅雨入りを表す言葉なのです。

梅雨の始まりと栗の花が落ちる時季が重なることから、この漢字が当てられました。

 

栗の花(2021.5.17)

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咲いていません。

 

栗の花(2021.5.27)

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まだまだです。

 

んもー。

せっかく難しい単語を覚えたのに。

使えないじゃないですか。

梅もまだ青梅の収穫が始まったばかり。

栗花落も梅の雨もしっくりきません。

他に何かないかな(ー_ー

 

前に『卯の花くたし』のことを書きましたが、

あれは微妙なのです。

卯の花くたし】=梅雨

と書いてある辞書もありますけれど、

季語としては春雨と梅雨の間の雨。

本格的な梅雨に入る前の長雨を指します。

 

卯の花は旧暦四月、卯月(うづき)の花。

五月皐月(さつき)の花じゃないんだなあ。

 

雨と卯の花(2021.5.20)

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卯の花くたし』が表すのは、

早梅雨、前梅雨、走り梅雨、迎え梅雨…。

これらは、そのまま梅雨に突入するときもあります。

ああ、ややこしい。

 

梅雨、五月雨、小満芒種(すーまんぼーすー)

すーまんぼーすー?(°_°

沖縄で梅雨を表す言葉だそうです。

小満』も『芒種』も二十四節季のひとつ。

 *小満:5月21日~6月5日くらい。

 *芒種:6月6日~6月21日くらい。

日にち的にぴったりではありませんか。

いただきましょう。

 

今降っているこの雨は、

すーまんぼーすー(°▽°

です。

 

ちなみに沖縄の梅雨入りは

 *平年:5月10日ころ。

 *今年:5月5日。

どこもかしこも梅雨入りが早くなっています。

日本はもう亜熱帯。

そのうち畑でマンゴーの路地栽培ができるかもしれません。

 

^ー_ー^   何か言ってるけど…。

^・ω・^ 妄想だから、そっとしとくの。

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リア充猫を眺めながら、本を片手にぼんやり過ごしております。

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※参考書籍:「雨のことば辞典」&「雨の名前」

 

今週のお題「雨の日の過ごし方」

 

^ーωー^ ぶろぐねたに詰まったな…。

痛いところを突かないの(ー_ー

 

・・・・・

 ※ ↑ 雨に関する語句が、五十音順にぎっしり。

 調べ物をしたいときに便利。

 

 ※ ↑ 季節ごと、五十音順に語句が並んでいます。

 写真とエッセイ付き。読み物として楽しめます。