3月27日、さくらの日。
ようやくご近所の桜が咲き始めました。
夕方のこと。
サザエさんが始まる前、ニュースを見ておりました。
ウクライナの首都が『キーウ』と呼ばれていました。
数日前からバラバラだった呼称。
どうやらこのテレビ局では『キーウ』に統一することにしたようです。
『キエフ』はロシア語。
『キーウ』はウクライナ語。
ウクライナからは以前から要望があったのだそう。
要望があったのは、2015年だったとか。
かなり前になりますね。
2014年にはロシアによるクリミア併合がありました。
それ以降、ウクライナの地名はウクライナ語読みの表記に変更されてきたようです。
*海外の地名を定めた法律:在外公館名称位置給与法
ただし、日本人になじみのある地名はそのままになっているとか。
たしかに『キエフ』は日本でも有名な地名です。
ウクライナの首都だと知らなくても、キエフという都市は知っています。
法律が変わったら、キーウ・バレエと呼ばれることになるのかな。
日本では中学校の音楽の授業で習いますね。
この中にある『キエフの大門』はどうなるのでしょう。
『キーウの大門』に変更される?
それともロシア人が作曲したのだから、そのまま?
そういえば。
『グルジア』という国の呼び方が『ジョージア』に変更されましたね。
あれも、法律で決まったのは2015年でしたよ。
『グルジア』はロシア語。
『ジョージア』は英語読み。
国連加盟国のほとんどは、ずっとジョージアと呼んでいたんですって。
日本の変更はかなり遅かったんですね。
ちなみに現地での本名は『サカルトベロ』だそうです。
地名の呼び方は難しい。
言語の問題だけでなく、政治や人の思いがからみます。
お隣の中国だって、イタリア語だと『シナ』。
ですが、日本が中国を『シナ』と呼んだら大問題です。
料理名の「志那そば」も戦後に使用が禁止されたとか。
これからもどんどん変わっていくのでしょう。
あまり短期間でコロコロ変わりませんように。
地球の上ができるだけ平穏でありますように。
【後日談】・・・・・・・
2021年3月31日。
外務省から発表がありました。
☆キエフ → キーウ
☆オデッサ → オデーサ
2021年3月31日 20:30現在。
グーグルマップの地名カタカナ表記は『キエフ』のまま。
これから書き換えが行なわれるのかな。
※キエフの大門:いつかまた演奏したいな。