即位礼正殿の儀。
気づいたのは昨日でした。
目につくところにあるカレンダーは、どれも日付の数字が黒い。
中途半端ではあるまいか(ー_ー;
なんで、黒いのか。
今年オンリーの祝日だからかな。
カレンダーに文句言っても仕方ないんですけどね。
テレビで中継を眺めておりました。
皇居のあたりは朝から雨が降っていましたが、
今上陛下が松の間にいらしたときは、
画面越しには雨粒は見えませんでした。
正殿前のお庭で、
五色の旛(ばん)が、わずかにヒラヒラしております。
止んだのかな、と思っていたら
TVのキャスターさんが
「日が差してきましたね」
と言いました。
不思議だなあ。
エンペラーウェザー。
ちなみに、伊勢国は朝から晴れていましたよ。
昨夜は大荒れの天気でしたけど。
高御座(たかみくら)の屋根には、太陽の形をした金色の鏡がいっぱい。
大小さまざま。
キラキラしておりました。
皇后陛下の御帳台にはついていませんでした。
高御座と御帳台(みちょうだい)。
明治天皇即位礼では、孝明天皇が使った高御座が消失していたので
皇后用の御帳台を使ったのですって。
で、大正天皇の即位の礼のときに、両方再現新造したのですって。
修理して使ってるんだな(°_°
昔ながらの技術がこうやって保存されていくのはいいことです。
一度失われてしまうと、科学技術が進んでも取り戻せないものもありますから。
※銅鏡の作り方とか ↓
話題になったお召し物、黄櫨染(こうろぜん)の御袍(ごほう)。
820年に嵯峨天皇の詔(みことのり)によって
天皇のみが着用する第一礼装となったそうです。
以来、ずっと絶対禁色(ぜったいきんじき)。
当然、染色方法も秘中の秘です。
この「幻の染め」だった黄櫨染の染色法を解き明かしたのは、
染色作家の奥田祐斎さん。
歴代天皇のお召し物を調査研究して、再現に成功したのだそうです。
1992年?(°_°;
つい最近のような気がします。
今年はきっと黄櫨染をまとったお雛様が大人気になるでしょう。
あと改めてしみじみしたのが、
天皇陛下がお言葉を述べられるときの敬語の使い方。
例:「~いたします」
◇いたす(謙譲語)=行為をされる側に敬意をこめる。
『する』のは自分(天皇陛下)。
『される』のは国民。
◇ます(丁寧語)=話を聞いてくれている人に対して敬意をこめる。
話しているのは天皇陛下。
聞いているのは、国民。
海外からのお客様や報道陣も来ていますから、
世界中の人に敬意を表すことになりますね。
前天皇陛下も、同じような言葉遣いをなさっていました。
これが象徴天皇(°_°
こういう綺麗な言葉も、きちんと残っていくといいなあ。
ーおまけ・本日のねこー
久しぶりにブチさんが来ました。
どこでごはんをもらっているのやら。
しっかり2食たべていきましたが。
中猫たちは、三匹のおとな猫たちに見守られつつ
お外で元気に遊びました。
…姿が見えないんだけど(°_°
^・ω・^ そのへんにいる。
猫のことは猫に任せよう。