五月の連休、最終日は雨模様。
次の日曜日は『母の日』です。
むか~し昔。
アメリカのウェストヴァージニア州の教会に、ミス・ジャービスという教師がいらっしゃった。
そのお方は常日ごろから、人々に母の恩の深さについて語り聞かせていたそうな。
さて、ミス・ジャービスにはひとりの娘さんがあった。
ミス・ジャービスがお亡くなりになると、残された娘さんは母の意志を継いでその教えを世に伝えようと心に決めたのじゃった。
命日に教会で追悼式が行なわれたおりに、娘さんは感謝の思いとともに母御が好んでいた白いカーネーションを捧げ、集まった信者たちにも白いカーネーションを配ったという。
よい話じゃなあ。
この話をあるデパートの経営者が聞きつけてな。
1908年に五月の第二日曜日を『母に感謝する記念日』と宣伝を打った。これがアメリカ中に反響を呼んでなあ。ついには当時大統領だったウィルソン氏が、1912年にこの日を『国民の祝日』と定めたとか。
これが母の日と、カーネーションを贈る由来じゃよ。
(資料:三省堂/年中行事事典)
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なるほど。
つまり、デパート経営者のプロデュース力がすごかった、と。
クリスマスに通じるものがありますね。
私が子どものときには、幼稚園などで花を作りました。
みんなが赤い紙でカーネーションを作っている中、お母さんが亡くなった子は白い花を作っていました。
今思えば、なんと悲しい。
ミス・ジャービスは生前から白いカーネーションが好きだったのだから、区別しなくてよかったのに。
亡くなった母を思うエピソードとして有名になってしまったせいで、白いカーネーションの立場も弱くなってしまいましたよ。
日本で五月の第二日曜日が母の日になったのは昭和24年から。
昭和23年(1948)に国民の祝日が定められた翌年ですね。
今はどうなっているのか、ちらりと見てみましょう。
※参照➽国民の祝日について - 内閣府
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*元日 :1月1日
年のはじめを祝う。
*成人の日:1月の第2月曜日
おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
建国をしのび、国を愛する心を養う。
*天皇誕生日:2月23日
天皇の誕生日を祝う。
自然をたたえ、生物をいつくしむ。
*昭和の日:4月29日
激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
*憲法記念日:5月3日
日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
*みどりの日:5月4日
自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
*こどもの日:5月5日
こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
*海の日:7月の第3月曜日
海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
*山の日:8月11日
山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。
*敬老の日:9月の第3月曜日
多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。
祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。
*スポーツの日:10月の第2月曜日
スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。
*文化の日:11月3日
自由と平和を愛し、文化をすすめる。
*勤労感謝の日:11月23日
勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。
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5月5日にご注目ください。
名称は『こどもの日』ですが、法律的に見ると母の日でもあるのですね。
そんでもって『父』ということばがどこにも出てきません。
^ー_ー^ 父もがんばってるのに。
ダイちゃんは父のチチで子育てしましたから。
半分母ってことでいいでしょう。
子どもたちにいっぱい感謝してもらいましょう。
^・ω・^ ダイにもお母さん、いますよ。
はい? 元ノラだったのに、お母さんと交流が?
^・ω・^「ダイダイ」ってなでなでしてくれます。
ああ、家主さんですか。
かわいがってもらえて、幸せですね。
^ーωー^ うん。
母の日の贈り物は『癒やし』でいいと思いますよ。
^・ω・^ 疲れた夜はこちらでゆったりしてね。