アパート住まいです。
六畳ほどの一室が本で埋まりました。
足の踏み場を作るべく、一部を処分することにしました。
ざっくりざっくり本の山を掘りましたら、
*泣き別れになっていたシリーズ物がそろった。
*まだ残してあったんだ。懐かしいなあ。
*うわ、無くしたと思って二重買いしてたよ。
*……購入した記憶が無い。
ああ、本棚にドラマあり。
コミックスばかりダンボール箱3つ分を何とか処分。
まだまだどっさり残っておりますが、とりあえず部屋の中に小道ができました。
発掘されたコミックスたち☆
ひとつひとつご紹介しますと、
それだけで一年が終わりそう(°_°;
例えば、写真右上の『旅のしをり』。
作者の佐伯弥四郎さんは、腹筋崩壊系ギャグに本領を発揮なさる漫画家さんです。
*『旅のしをり/♡くノいち 一年生♡』より
こちらは8ページの超短編。時代物です。
要点を箇条書きにいたしますと、
*汚職の現場を押さえるべく集ったお庭番たち。
*なぜかお色気担当のお冴(さえ)が欠席。
*代役として現れたのは将軍様だった♡
*網タイツをはいた将軍様、大活躍☆
スピーディーな展開。
怒濤のように襲いかかる衝撃の絵面(3コマ/P)。
……濃いです。
佐伯さんの作品は『個性』という枠からはみ出しています。
メディシンボールと同じくらい腹筋を鍛えてくれます。
この記事を書きながら、また読み返してしまいました。
本の整理をしているときの「あるある」。
ついつい読みふけって片付けが進まない(+_+
写真上の真ん中、『ラッコはじめました』。
作者は遠藤淑子さんです。
この方のコミックスを揃え始めたのは大学生の頃でした。
友人から、
「慣れないうちは絵が見づらいけれど、きっと好きだと思う」
と勧められたのがきっかけでした。
まんまとハマりました。
醒めた語り口で進むコメディタッチのストーリー。
ハートフルな場面に現れるひと言に不意を突かれて涙がこぼれることも。
ここのところ、久々に遠藤さんのご本を寝酒ならぬ寝本にしております。
『ハネムーンは西海岸へ』を読んでおりましたら。
*174ページ。
メモが挟まっていました。
「実はこの話が一番好きだった(笑)」
今まで全く気づいていませんでした。
この筆跡は…(°▽°
本を貸し借りしていた思い出が蘇ります。
メモを挟んだ友人も、遙かな時を超えて私が目にするとは思わなかったでしょう。
まして、こんなところに晒されているとは知らぬ仏のお富さん。
古い本を読み返すのは、
まだ読んだことのない本のページをめくる時とは違った楽しみがあります。
時代も自分も変化していますから。
懐かしさと新しい発見で、心がゆらゆらします。
ちなみに、メモが挟まっていたのは「パラダイス」というお話。
むりやり紹介文をつけてみますと、こんな感じ。
・・・・・
失恋をしてヤケになった高校生の絢子は、電車を乗り継ぎ見知らぬ遠い地にたどりつく。やみくもに歩き回ったあげく深い雪山に迷い込み、眠りに落ちる寸前。彼女の前に現れたのは、正気をなくして夢の世界に生きる男性だった…。
・・・・・
メモを挟んだ友人は、この話のどこに惹きつけられたのかな。
このときどんな思いを抱えていたのかな。
頭の中が過去に飛んでいってしまいます。
あっという間に時間が経過していきます。
これだから本の整理は難しい。
部屋が片付く日はいつになることやら。
やれやれ。
今週のお題「一気読みした漫画」
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