本日は大暑です。
7月28日の土用の丑を控え、ウナギがあちこちで話題になっています。
そこで、ふとこんなお話を思い出しました。
うろおぼえで、正確さに欠けますことをお断りしておきます。
※イラスト:猫のおえかき帳
◇*◇*◇
あるところに、ウナギの親子が住んでいました。
ある日、子ウナギたちが家に帰ってきて言いました。
「お母さん、大変だよ。お父さんが漁師に捕まった」
お母さんウナギは言いました。
「だいじょうぶ。お父さんは帰ってくるよ」
子ウナギは言いました。
「あいつらはお父さんを料理したよ」
お母さんウナギは言いました。
「だいじょうぶ。お父さんは帰ってくるよ」
また子ウナギが言いました。
「お父さんを料理して、食べてしまったよ」
お母さんウナギは言いました。
「だいじょうぶ。お父さんは帰ってくるよ」
最後に子ウナギはこう言いました。
「でもあいつら、お父さんを食べた後にブランデーを飲んだんだ」
それを聞くと、お母さんウナギは涙を流しました。
「ああ、それじゃもうお父さんは帰ってこないよ。
ブランデーはウナギを昇天させるんだ」
◇*◇*◇
大体こんなお話です。
読んだのは小学校低学年のころだったかなあ。
民話なのか、創作童話なのかも分かりません。
アンデルセンかなあと思いましたが、検索してもヒットしません。
そもそもお酒の種類はブランデーだったのか。
ウナギを昇天させるのか、溶かすのだったか。
そのへんも記憶が曖昧です。
ブランデーはフランス発祥のお酒だったはず。
ウナギ料理といえば、有名なのはイギリスのあれ。
★ウナギのゼリー寄せ★
※イラスト:いらすとやさん
ウナギとブランデーの組み合わせで思いつくのは
うなぎパイ V.S.O.P.
静岡が誇る、春華堂の銘菓ですね。
(※注:商品リンク)
ちなみに『V.S.O.P.』というのはお酒の名前ではなくランク。
*Very:非常に
*Superior:優良な
*Old:古い
*Pale:透きとおった
の略だそうです。
高級ブランデーとマカダミアナッツの香りも芳ばしい最高級のパイ。
しかし『うなぎパイ』とこの話の間に関係は無さそうです。
気になるけれど、分からない。
自分で調べることを諦めた私は
図書館レファレンスに頼りました(°▽°
県立図書館の司書さんに調べてもらおうという魂胆です。
夏休み中のお子さま相手でお忙しい司書さんにはご災難。
さて、見つかるかな。
もしかしたら、液晶画面の向こう側にご存じの方がいらっしゃるかも。
運良く目にとまれば、教えてくださるかもしれません。
そう思ってブログにも書いてみました。
『ハローイン』の幸運よ、再び☆(°▽°
以前、ほろりと疑問をこぼしましたら、情報が集まったのです。
レファレンスに加えて、インターネットの力も借りようと思います。
二匹目のドジョウなるか(°▽°
^・_・^ウナギだけどね。
はっはっは。座布団1枚。
猫家族は今日も平和です。
はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」
※後日談※
友人からの情報:
「アンデルセン関係の論文の中に、うなぎとブランデーの話を発見。デンマークではポピュラーな組み合わせらしいよ」
というわけで、『うなぎの話』は2日で見つかりました。
*こちらをご参照ください*