今週のお題「ハロウィン」
こんなに『ハロウィン』がメジャーなイベントになるとは、
自分が学生のころは思ってもみませんでしたよ。
高校時代、現代社会の先生が
「どんなに世の中が機械化されても、田植えだけは人力のままだろうと思っていた」
と言っておられました。
「まさか、田植えまで機械でできる時代が来ようとは」
先生のあの遠い目。
私も今、同じような目をしているに違いありません。
もちろん『ハロウィン』の存在は知っていましたよ。
あの世からご先祖が帰ってきたり、妖精が踊ったりするんですよね。
日本に置き換えると、『お盆』ですよね。
妖精っていうと可愛らしく聞こえるけど、『妖怪』ですよね。
日本では『怪談』は夏の風物詩だけど、あっちの方では『冬』がシーズンだとか。
『お盆』と『怪談』を『派手』にして『冬』にやるとああなる。
涼しいから、コスプレするにもいい季節だし。
さらに、『お月見の団子泥棒』を足してみましょう。
まだ行なわれているところ、あるのかなあ。
子供たちが、十五夜のお供えのお団子をこっそり盗んでいく行事。
たくさん盗まれれば盗まれるほど、いいことがあるそうですよ。
十五夜のだんごどろぼう=こっそりとおやつをいただいていく。
「Trick or Treat」=「お菓子をくれないと酷い目に遭わせますよ」
うわ、物騒ですね。
ちょっとこっちは日本の風土に合わないような気がします。
子供会主催保護者付き添いのもと、やってる地域もあるかもしれませんが。
「すみませんすみません」と謝りながら家々を巡ってる姿が目に浮かびますね。
今を去る15、6年前。高校勤務時代。漫研の生徒がこそーっと近づいてきて、
そろーっと手を出して、言いました。
「Trick or Treat…」
聞こえん。何がやりたい。やるなら堂々とやりなされ。
まあ、
「Trick or Treat ★!!」
って勢いよく職員室に飛び込んできたESS部は
「やかましい! 出てけ!」
って追い出されてましたけど。
メジャーになったもんです。
今やご高齢の方々も知ってますもんね。
『カボチャ祭り』と勘違いしている人もいるかもしれませんが、
それはそれで『冬至』の相似形みたいな認識で、あながち間違いじゃない。
風習とか文化っておもしろいなあ。
あ、タイトルですか?
学生時代(30年くらい前)名古屋駅地下に、そういうお店があったのです。
サーティーワンをぼんやりと思い浮かべて下さい。あんな感じ。
そのお店ではね、毎月30日・31日に
シングルのお値段でダブルのアイスクリームが買えたのです。
たぶん『ハロウィン』を意識していたのだと思われます。
『ハローイン』という店名がパロディなのか勘違いなのかは不明ですが。
毎年ハロウィンの季節になると思い出すのですが。
探しても、あのお店は見つからないのです。
どなたかご存じの方、いらっしゃいませんか?
※続編もございます ↓