▇ ケセランパサラン
白い綿毛状の謎生物。江戸時代以降の伝承によると、幸せをもたらすという。
ケセランパサラン、ケ・セランパサランとも表記され、未確認生物や妖怪に分類されることもある。
比較的手に入れやすいケサランパサラン。
それはガガイモの綿毛。
ガガイモとは、
*キョウチクトウ科ガガイモ属。
*つる性多年草。
*分布:北海道~九州。
*花言葉:味わい深い、清らかな祈り。
日本各地で見られる野草(雑草)です。
8月は花を咲かせますので、目星をつけるのにぴったりの時期です。
というわけで、今回はガガイモの半年をご紹介します。
▇ 初夏
*撮影日:2024.6.20
ガガイモがつるを伸ばし始めます。
特に際立った特徴も無い、普通の草です。
絡まる場所を探しているようですが、かなり足元がしっかりしていますね。
☆ボキッ
茎を折ると白い乳液が出てきます。ネバネバです。
手に着きますと、洗ってもなかなか落ちません。
お肌がデリケートな方は気をつけてください。
▇ 盛夏
*撮影:2023.8.18
8月も半ばになりますと、あちこちで蕾や花をみかけるようになります。
薬玉のような形をした集合花です。
花びらはぽってりと厚みがあって産毛に覆われています。
ひとつひとつは星形、ヒトデ型。
中心部は紫がかった薄いピンク。
もふもふキュート。
9月に入っても咲いていますよ。
見た場所を覚えておくと、ケサランパサランが捕まえやすくなります。
▇ 秋
*撮影:2023.9.25
花が散った後の姿。
花が咲いていたところにつぶつぶとした小さな痕跡があります。
この部分を覆うようにしてサヤができます。
☆できたばかりのサヤと育ったサヤ。
*撮影:2023.9.26
ちょっとゴーヤに似ていますね。
☆サヤの中身
*撮影:2023.10.3
サヤの緑が薄くなって、茶色の斑点が浮いてきました。
ケサランパサラン準備中の段階です。
種は白く、綿毛もしっとりと湿っています。
まだ乳液の粘りが残っていますね。ねばねば。
▇ 晩秋~冬
ガガイモの葉が枯れ、サヤが乾燥してきました。
綿毛の準備ができたサヤからぱっかりと割れてゆきます。
綿毛は種を運びます。どこに落ちるかは風任せ。
うまく地面に着地できるかな。
*撮影:2023.11.15
*撮影:2023.12.20
確実につかまえるならば、サヤに残っている内に。
誰かにサヤごとプレゼントするなら割れる前に。
☆ゲットしたケサランパサラン
※参照 ➽ ケサランパサランを捕まえました。
四年前に捕まえたときには、ビンに入れてみました。
今でも元気ですよ。
水分がしっかり抜けてから保存するのがこつです。
雑草ですので、種は処分いたしました。
興味関心のある方はぜひ探してみてください。
みなさまに幸運が訪れますように。
^・ω・^ よいケサランパサランライフを。