無限に広がる大草原。
どこから手をつけてよいものやら。
露草のジャングルでぐんぐん育つスイカ。
カメムシさんの結婚式場となりながらも実をつけるナス。
『これ以上開墾する必要、ないんじゃね?』
『生態系、破壊するだけじゃね?』
たくましい自然を前に、ちょっぴり無力感を覚えていると
どこかで声がしました。
「そういうときは、原点にかえるのです」
(※画像と音声は関係ありません)
「あなたはここで、何をしたいのですか?」
適度に体を動かし、美味しいごはんを食べて健康になりたいです。
きれいなものを見たり、嘘のないものと対話をして心を癒やしたいです。
「作物は植えれば育つでしょう。
しかし、放っておいたらその先はどうなりますか?」
畑の入り口に紫陽花があります。
今年、紫陽花は花を咲かせませんでした。
私が何もしなかったからです。
まだ青いミカンをつけた古木があります。
このミカンの種類を、私は知りません。
スイカは大きくなるでしょう。
けれど、道もないこの状態では
つるを足に引っかけて切ってしまうかもしれませんし
迷彩色の若い実に気づかず、踏んづけてしまうかもしれません。
ミカンの実も、よく見ると白くかびているものがあるような…。
木の周りには草が生い茂り、手入れもままなりません。
これは良くありません。
絶対に必要なものがここにはないのです。
それは、
『 道 』
当たり前すぎる結論に腰が抜けそうです。
「草には勝てん」
つい先日、毎日草と戦っている私にご近所さんはさらりと言いました。
勝たなくてもいいんです。
ほんの少しゆずってもらって、折り合いをつけて、恵みを分けていただく。
甘ったれたことを抜かして申し訳ありませんが、
私はプロの農家じゃないんですから。
よし!
どんどこ野菜を作るより、まずは道造り。
収穫はそれからです。
目的がはっきりすると、気持ちもすっきりしますね。
やることは同じ、草取りなんですけどね。
さあて、畑の入り口から始めるとしますか。
1.ミカンの木に向かってGO!
※武器はこれだけ ↑
2.手当たり次第引っこ抜く!
3.ヤマノイモ属っぽい蔓発見!
※たとえ掘り当てても、素人は食べない方がいいでしょう。
4.あ、足りない…
次回からは、木の手入れをしつつ
畑の中に道をつけていきます。
つづく…、かな?