郵便受けが台風で吹っ飛んだので、ナフコさんで購入しました。
GREEN LIFE 「家庭用郵便ポスト」 30タイプ
お値段2,520円
ポストが飛んだお宅は多かったみたいです。ネジや本体を求めるお客さんが何にもいた、とレジのおねえさんから聞きました。
新しいポスト。ピッカピカですべすべです。
※正式名称は、個人宅にあるのが「郵便受け」。町中に立っているのが「郵便ポスト」ですね。
他にもいろいろ吹っ飛びまして、壊れたものや不要品を処分したら、玄関先がすっきりと片づいて明るくなりました。
今日はとても蒸し暑く、外での作業をする気分になれなかったので、掃除をすることにしました。
猫がいますので、1LDKの離れの至る所に毛がふわふわと散っています。
手強いです。
ルンバもブラーバジェットもありません。
古式に則って、新聞紙を使って掃除します。
知らない方のために手順を簡単にご説明いたしましょう。
新聞紙を水に濡らし、軽く絞ります。 少し広げ、適当にちぎってばらまきます。
新聞紙にホコリを絡めながら掃いていきます。 ついでに玄関も…角がばっちいので。
全部、完璧に、とはいきませんが、これでかなり毛はとれます。
私が持ち込んだ枯れ草の切れっ端も、見当たらなくなりました。
「はー、さっぱりさっぱり」
……と、小一時間ほど経ったころ。
「ごめんくださーい」
どうやら村の人ではなさそうな声がしました。めずらしい。
ごろ寝していた私が慌てて駆けつけますと。
「お獅子さんです」
Σ(°Д°;?!
そこには、前歯があるのかないのかよく分からない、神官装束のおじいちゃんが。
お獅子さんを片手ににっこにこと。
いや待て。平日の午前10時だぞ。
いくらここが田舎でも、そんなのアリか?
いや、昔から普通にいらしてたのか? 私が知らなかっただけか?
「し、少々お待ちくださいっ」
あわてて、白い封筒にお財布の中身を全部入れて、
昼寝していたきゅるさんをひっつかんで、
「些少ではございますが、お納めください!」
おじいちゃんは、お獅子さんをかぶると
「はい、猫ちゃんもね。カプッ、カプッ」
きゅるさんと私の頭を軽く噛んで、深々と頭を下げました。
差し出されたお札を受け取って、私も頭を下げて、
頭を上げたときには、おじいちゃんの後ろ姿はもう遠くなっていました。
たしかお獅子さんのひと噛みには、無病息災とか厄除けとかいう験があったはず。
今現在、一番必要なところと言えばココですね ↓
神様は怒ったりしないよ。きっといいことがあるよ。
はっ! もしや、玄関をキレイにした効果がさっそく出たのか?
財布の中身ですか?
3000円 でしたけど。
それが何か?