というわけで、朝から実家に行きました。
少し風はあるけれど、空はぴかぴか。いいお天気です。
庭の雑木林に万年青(おもと)がひっそりと赤い実をつけていました。
\ やるときゃやるよ /
キミはしかるべき所に行けば、高値で取引される植物ではなかったか。
手入れもされず、ほったらかしのまま無造作に生えております。
さて、7:45の集合まであと少し。そろそろ出かけますか。
と思っていたら、お隣からセリさんが飛んできました。
「おはよう、カエちゃん」
おはようございます。
「早くから車が停まってたから、ちょっと気になって…」
はて、私は知らぬ間にまた何かすっぽかしてしまったのでしょうか。
両手に菊の花をぶら下げた私を見て、セリさんは気の毒そうなお顔になりました。
「ああ、やっぱり」
はい?
「1月と2月は、墓掃除はないのよ」
(°_° ………え?
12月は風邪をひいたり何やかんやで、墓掃除大会を休みました。
そのせいで、情報を仕入れ損ねたわけですね。
生まれ育った村ですが、しきたりや決まり事、行事だって変動するのです。
そもそも、ここで暮らしていた間は『墓掃除大会』に参加していません。
まあ、いいでしょう。墓掃除が墓参りに変わっただけです。
ひとりで行くよ。山道をね。
てくてくてくてく。
彼岸花の葉っぱが青々と元気に繁っております。
「彼岸花って葉っぱあるの? 知らんかった」
と、以前姪っ子が驚いておりましたが。
…なかったら、光合成に苦労するやろ。
さては、小高い土手をダンボールで滑り降りるあの快感を知らないな?
彼岸花の葉っぱはな、つるんつるんで、ダンボールがなくても滑れるんだぞ。
下に隠れている石にぶつかると、尾骶骨がとっても痛いけどね ☆\(°▽°
さあ、さらに分け入りますよ。
見事な杉木立ですねえ。この奥、石段を曲がるとお墓が見えてきます……ん?
おんやあ? 画像がぼやけますねえ。これ以上の撮影はやめておきましょう。
あ、怪奇現象じゃないですよ。
ガラケーですので、光が少ないとうまく撮影できないのです。
↓ たとえば、このように。
ま、お墓でバシバシお写真を撮るのも不謹慎ですし。
お向かいのワカさんに、一人でお墓に行くのは怖くないかと聞かれたことがあります。
あまり怖くないです。
小さい頃は怖かったですけどね。
持ってきた菊の花を花生けに挿します。
枯れた花が立っていたのはウチのお墓だけでした。
手を合わせてお参りします。ずりずりと横にスライドしながら、一列分。
ご先祖様、長年ご無沙汰してすみませんね。
年末も来れなくてすみませんでしたね。
こっちはまー、なんとか生きてる者でやっていきますんで。
そっちはそっちで、楽しくやってください。
今年もよろしくお願いします。
さー終わった終わった。さあ、自宅に帰って洗濯でもしよう。
今朝は早すぎて、ダイちゃんに会えませんでした。
ご飯を用意しておくよ。
今日の朝ご飯から、明日の朝ご飯までの分です。
自分で配分して食べて下さい。
^・ω・^n「がってん」