なんで、大人ってこういうことを聞きたがるのかなあ。
幼稚園に上がる前から、高校を卒業するまで聞かれ続けましたけど。
ホント、途方に暮れますよ。
はっきりとした志向のある子どもだっています。
突出した才能を持っている子どももね。
しかし私はそうじゃなかった。平凡な上に、かなりのぼんやりさんだった。
小学校の卒業文集、残ってないですけれど。
たしか、かなりのページ数を使って『みんなの夢』を載せたはず。
°▽°)ノ プロ野球選手!
°▽°)ノ お嫁さん!
°▽°)ノ トラックの運転手!
°▽°)ノ 作家!
同級生は『将来就きたいの職業』と『理想の家族像』をたっぷり書いていました。
°△°)」 ねえよ、そんなの!
とは言えませんから、私も何か書いたんでしょう。覚えてませんけど。
どんな大人になりたいと思っていたか。それは覚えています。
立派な大人になりたかったんです。
出世したいとか、ものすごい金持ちになりたいとかじゃなくて。
穏やかで、思いやりがあって、他人と自分を比べてひがんだりしない。
早い話が、人格者、ってことかなあ。
嫌なガキだなあ。
高校の教員をしていたとき、夏休みの宿題にそんなテーマの作文が出ました。
『将来の夢』と『そのために何をするか』みたいな感じでしたね。
私が出したんじゃないですよ。
°△°)ノ 提出できねえっす。そんなの分からんもん。
そう言い放った男子生徒に、私は全力で同意しました。
しかし、立場上そんなことは言えませんから
ーωー)歳食ったとき、どんなおっさんになっていたい?
と聞いてみました。
°▽°)ノ 素敵なおじさまになりたいっす!
即答でした。
あとはトントンと書けますよね。
自分の考える『素敵なおじさま像』を明らかにし、
『素敵なおじさま』になるためには何が必要かを考える。
『素敵なおじさま』の条件を満たす人間になるための『予定表』を書けばよいのです。
中身は自分のなりたいようにできる(意志の力は必要だけどね)。
けれど、職業やら結婚やら、相手のいることは思い通りになりません。
°△°)ノ 人生、どう転ぶか分からんと思います。
大人になって、仕事に就いてからも思い通りになったことなど、わずかです。
1.できれば避けたいと思っていた教員になった( → これは悪くなかった)。
2.定年まで勤めるつもりだった( → 体を壊して、途中で無理だと分かった)。
3.せめて母よりは長く勤めたかった( → 母より4年早く退職してしまった)。
今、畑やら何やらしておりますが、いずれやるにしてももっと先だと思っていたよ。
ただし、どんなにアテが外れたって、どんな道にも楽しみはあるんですよねえ。
@ 5年後 … ポタジェガーデンがもう少し整っているといいなあ。
@10年後 … 老け込まず、気持ちだけは若々しく、新しいことに手を出すよ。
さあて、どうなるかな?
楽しみだなあ(ーωー ,゚.:。+゚