やれることだけやってみる

マイナスからの畑作り。草と戦い、疲れたら猫といっしょに昼寝をします。

オンライン講義、大学も学生も混乱中。

2020年4月。姪っ子が大学生になりました。

とたんに、前期の講義がオンラインで行なわれることになりました。

新型コロナウィルスのせいです。

 

日本には700ほどの大学があります。

その多くがオンライン講義を行なうようです。

すでに東京大学国際基督教大学などは

4月初めからオンライン講義を始めている模様。

 

開始を連休明けに延期した大学もたくさんあって、

連休明けから始まるところも多いとか。

姪っ子の大学もそうだと聞いていましたが。

 

;_;) 講義が始まる前にレポート提出期限が~。

自分で調べて出しなはれ(°_°

 

自ら学ぶ。それが大学だ。

 

;_;) 教科書が届かないのに、講義があった~。

おそらくそれは、テスト配信だな(ー_ー

 

大学の教員がすべてITに明るいわけではない。

むしろ疎い人の方が多いであろう。

暗中模索だ。

察してやるのじゃ。


さらにまた、別の講座の教授から連絡があって、

5月12日に第1回めの講義が行なわれる予定が

昨日になって『明日やるよ』って言われて

 

;_;) ライブ配信があった~。

それはまた…(°△°;

 

連絡はきちんと受け取ったのですが

ネットの接続状況が悪くて受信できなかった、と。

記念すべき第一回の講義に出席できなかった、と。

姪っ子はズンドコです。

 

^ーωー^ ブラッシングしてもらった ♪

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心を落ち着けるためでしょうか。

 

いろいろ聞いてみると、大学から来ている連絡は

『講義は5月11日開始』。

個人的にフライングしている教員がいるのですね。

 

やり方もさまざま。

 ライブ配信のみ。

 *録画あり(視聴期限があるものもアリ)。

 *ネット配信はなく紙の資料がどかんと届く。

 

大学側は知っているのかな(°_°;

 

多分、把握しきれていないんだろうなあ。

大規模な大学ですと、学生の数も多い。

教員の数も多い。

開講される講座の数も多い。

数百人の受講生を抱える講座もあります。

 

混乱が起こるであろうことは、

有識者の方々がすでに指摘していらっしゃいました。

 

講義の開始を遅らせたのは、

混乱を減らすためではなかったのですか。

 

もう少し学生にやさしく \(°△°

 

IT化を進めていた大学は、すんなりいくかもしれません。

古式ゆかしき『板書+プリント方式』が主流の大学が、

いきなり『遠隔講義』というのはいろいろ無理がある。

 

▇ オンライン化への壁

        ~ 発信者 ~

1.発信者が機器が使いこなせるかな。

 ※マイクやカメラの設置の仕方~。

2.板書やプリントに代わるデータが用意できるかな。

 ※小さな液晶画面でも見られるやつ。

3.システムについて、理解できているかな。

 ※ウェブ会議システム「Zoom」。

 ※授業支援システム(CLE)。

  …などなど。

 新しいシステムを導入するにはお金がかかるよ。

 

YouTubeなどで配信できればラクなのでしょうが、

大学にお金を納めていない人にまで公開されてしまいます。

それはそれでいいと思いますが、

出席をどう把握・カウントするかが課題になりますね。

 

教材はパソコンで編集する技術がなくても何とか。

むしろ、必要なのはセンス。

スケッチブックでもよかろう(°_°

めくりながら、紙芝居方式で進めるのです。

教科書はすでに学生の手元にあるのですから、

画面の前の皆さまを惹きつける工夫があれば…。

(かなしいときー。

(かなしいときー。

(自分の講義の録画を後で見返したときー。

 

……しっかり準備していただきたい。

 

▇ オンライン化への壁

   ~受信者・学生~

1.講義を受ける環境は整っているかな。

   ※端末・ネット回線。

2.経済的な状況はいかがでしょうか。

  ※アルバイトやご家庭は…。

 

アパート暮らしですと、固定回線はないでしょうね。

無料Wi-Fiスポットを利用している学生も多いと思うのです。

しかし、ステイホーム週間中は休業しているでしょう。

学校の施設を開放? 

あまり現実味がありません。

 

学生のパソコン保有率は、どれくらいなのでしょう。

とある大学では実家暮らしの人で50%ほど。

一人暮らしの学生はさらに低いという状況だとか。

 

私はスマホを持っていませんのでよく分かりませんが、

月額2GB、5GBという契約があるそうですね。

そういう契約内容ですと、

例えば、ウェブ会議アプリの『ZOOM』を使おうとすると、

通信制限がかかってしまうのだそうです。

え、YouTubeも難しいの?(°△°

 

経済的に豊かな学生ばかりではありません。

講義がオンラインで行なわれるからといって、

ほいっとパソコンを購入したり、

契約内容を変えたりすることはできないのです。

 

「一刻も早く、講義を」

 

そう考えるのは当然です。

学ぶ意欲のある学生がいて、意欲のある教員がいる。

大学としてはその気持ちに応えたいでしょう。

 

でもでも。

落ち着いてください(°△°

 

大学内部もきっとまだ混乱しているはず。

その混乱を学生に拡大させないで欲しいのです。

 

まずは『ITリテラシー』。

リテラシー

 ある分野に関する知識や理解、分析、活用する能力のこと。

 

教育現場にはこれが足りない。

 

私も持ってませんけどね(°_°

 

講義をオンラインで行なうに当たり

☆ 全ての講義を

☆ 大学側が混乱なく配信できるか。

☆ 学生たちが混乱なく受信できるか。

 

ダメそうなら、他の手段を講じるしかないのです。

講義を録画したDVDを配布するとか。

紙の資料でもいいじゃないですか。

 

システムを導入するよりコストもかかりませんよ。

きっと。

 

とか書いていたら、テレビからなにやら聞こえて

 

「高校もオンライン化…」

 

はっはっは。

高校には既に、

NHK『高校講座』があるじゃないですか。

『10min.ボックス』もね。

10分ってことは、だいたい『サザエさん』1話分。

 

大人も楽しめますよ(°▽°

 

※たとえば、こういうのとか。

www.nhk.or.jp

 

お試し下さい。

 

ーおまけ・本日の猫タルトー

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マーブルごまプリンタルト。

ホイップのせ。