今年もシャクヤクがつぼみをつけました。
その風情あるシャクヤクの足元に、風情もへったくれもないプラ池があります。
\ コチラです /
池にはオモダカの花が咲き、すぐそばにクリスマスローズとビオラ。
この池で、父がメダカを飼っていました。
メダカたちは、台風で床下浸水したおりに全部流されてしまったり。
猛暑で水温が上がりすぎて、全滅の憂き目に遭ったり。
そのたびに、お隣のハルさんから里子をいただいておりました。
時々全滅してはいましたが、大体常時この池にはメダカがおりました。
だから、メダカ池。
今年の夏、ここにトノサマガエルが数匹住みつきました。
カエルはメダカを食べないと思うのですが、メダカの数は減りました。
※あとで調べたらメダカを食べるカエルもいるようです(トノサマガエルは食べる)。
そして今。冬眠の時期は終わったのに、メダカの姿はありません。
^・ω・^n お水飲むのに不便はないよ
ボウフラが湧くんだよ。
ダイちゃんも、蚊に刺されたら困るでしょーが。
池を撤去するという手もありますが…面倒臭い+草生える。
却下(ー_ー;
何か、魚を。メダカでなくてもいいから、ボウフラを食べてくれる魚を。
記憶をたどりますと、この池にはメダカのみがいたわけではありません。
そういや金魚、いたな…(°_°
初めてこの池に金魚を放ったのはいつだったか。
あれは、私が県立高校に勤め始めて間もない頃。
文化祭で縁日をやったクラスがありました。
今ではそんなことをやってる学校は、多分ないでしょう(命大事に)。
売れ残った金魚を大量に引き取って、水槽3つに分けて入れて。
弱った金魚が死んでしまって…。
最終的に、生き残った強いヤツらをこの池に放ちました。
平成3年か4年には、すでにこの池はこの地にあったのです。
プラ池に歴史あり。築27年の物件です。
最後に残った金魚は、たいそう巨大に育ちました。
胴体は私の握りこぶしほど。尻尾は私の手のひらくらい。
命名:クログロさん
たまたま子連れで遊びに来たイトコが、
「あら~金魚さんがいるわよ。ほら」
当時幼稚園児だった娘さんを抱っこして見せたところ、
「こーわーいー >△<)/」
大号泣。
サイズ以外は、いたって普通の金魚だったんですけどねえ。
一匹では寂しかろうと、ホームセンターで仲間を購入してくると、
「ごちそうさまでした(・~・)」
なんでやねん。
小さな金魚は、クログロさんには『仲間』と認識されませんでした。
ある程度の大きさがないとダメか。
それとも、クログロさんに気に入られなければ、ご飯になってしまうのか。
妹が、タンチョウというちょっとお値段の張る金魚を購入。
可愛いです。
これならきっとクログロさんも喜んでくれるでしょう、と池に放流。
めでたしめでたし…。
数日後。
「うわああー。タンチョウさんがいないー!!」
妹の悲鳴に、家族全員が家を飛び出しました。
タンチョウさんは目立ちますから、いたらすぐに分かるはず。
……いません。
食べられちゃったか、と家族が諦めかけたとき
いたよ。タンチョウさん。クログロさんのしっぽの中に。
すっぽりとくるまれていたので、見えなかったんですね。
この二匹は相性がよかったようで、仲良く暮らしました。
タンチョウさんが旅立ってしまうと、クログロさんの姿は消えました。
池をかき回しても、ご遺体は発見されませんでした。
もしかして、クログロさん。呪法的なアレで、私らは意図したわけじゃないけど
神霊化していたんじゃなかろうか。
平成の世を振り返って出てきた思い出がコレ…。
仕方ないか。
だって、平成の間、ずっと変わらず実家の庭のこの場所にあったんですから。
令和最初の住民は誰になるかな。
今週のお題「平成を振り返る」