大型台風が上陸したようです。
昨日から実家の方では、どこかに設置されているスピーカーから
警戒を呼びかける放送が何度も繰り返されていました。
残念ながら内容は聞こえませんでしたが。
^・_・^ おそとにいても、聞こえないよ。
防災無線あるある…(°_°;
台風はゆっくり進んでいます。
ダイちゃんは、チビたんと一緒におんもで過ごすそうです。
まあ、元ノラですから心配はいらないでしょう。
命、だいじに(°_°
読書でもしようと、昨日、本を見繕いに本屋さんに行きました。
スーパーに併設されたささやかな本屋さんです。
『読書感想文の書き方』の本がどんと平積みになっていました。
パラパラとめくります。
これを読みこなせる子には、必要ないかもしれません。
なんというパラドックスに満ちた書籍でしょうか。
『まだ読書感想文が書けていないよう』
『何を読んだらいいか、分からないよう』
『読んでいるとき、何も思わなかったよう』
というお子さまたちへ。
過去、地区審査員経験のある私から簡潔なアドバイスを。
*読書感想文とは、読後に考えたことを書くものである。
*読書感想文に必要なのは、《ツッコミ》力である。
*ゆえに、ツッコミやすい本を選ぶべし。
あ、ツッコミっていうのは、揚げ足取りじゃないです。
真面目な言い方をすると、読んだ後に本と対話をするのです。
関西弁で表現するとこんな感じ。
・・・・・・・・
『ええこと言ってはる。その通りや』
『しかし、ここは納得いかん』
『あそこは意味不明やったわ。どういうことかいな』
『ヒマがあったらまた考えとくわ』
・・・・・・・
私が『おお』と思った感想文の例をちょろっとご紹介。
参考になるかな。
例1》マルコム・Xの生き様についての思いを書き殴ったもの。
最初に『この書き方がふさわしいと思う』と断り書きがしてありました。
書き殴るような文字で、言葉のチョイスも荒々しい。
暴力的に感じられました。
けれど、その子の生の声が聞こえてくるようで、読んでワクワクしました。
※参考にする際の難点:宿題として提出する場合、かなり勇気が必要になる。
例2》日本画集の鑑賞文。
これは、目からウロコが落ちました。ポロポロと。
絵それぞれに解説文も書いてあります。ある意味エッセイより内容が濃い。
日本画への愛があふれていて、以降、私も日本画に興味を持つようになりました。
※参考にする際の難点:普通、これで感想文を書こうとは思いつかない。
^・ω・^ せかいのねこ、はどうかな。
世界各地の猫写真を集めたもの(説明付)もいいかもしれませんね。
猫たちがどういう生活をしているのか、人との関係はどうか。
文化・価値観の違いを盛り込みつつ、愛のあふれる感想文が書けますよ。
文章なんて、ヘタでもいい。
上品じゃなくてもいいんです。
『読んだ後、何か考えたらしい』という事実が伝わればOK。
この本、先生は読んだことないかも…という気遣い(あらすじ)も不要ですよ。
教科書以外の本を読まない人、何を書くか考えるのが面倒臭い人にとって
エンターテイメント本はかえって難度が高いです。
だから《何かを考えさせてくれる本》を選ぶ方がいい。
結局、短めの名作で書くのが一番ラクだったりします。
芥川龍之介の「藪の中」なんてどうでしょう。
さっぱりワケが分かりませんから、ツッコミ所満載ですよ。
◇ おまけ・CM ◇*◇*◇
…自著です。
よろしければ、ちらりとごらんください。
感想文が書きやすそうなのはこれかなあ。
サイドバーにも貼りました。
ご興味がありましたらぜひ。
図々しくて申し訳ありません。
よく食べるんですよ、猫たちが。本当にもう。
絵本『ダイちゃんの猫ねこ日記』もございます。
※元ネタはこちら。
みなさまが素敵なご本と出会えますように。