やれることだけやってみる

マイナスからの畑作り。草と戦い、疲れたら猫といっしょに昼寝をします。

『食わず嫌い』と『飴の毒』

連休中、我が家に甥っ子が泊まりに来ました。

田舎者ですが、今どきの小学6年生の男子です。

スカイプで会話をしながら、オンラインゲーム(たぶん)。

仲間と一緒に何かと戦っておりました。

 

「そこのトイレに入って…」

 

トイレって、なんだ?(ー_ー;

 

トイレに行かないと、なにかの能力値が下がるのだろうか。

おばちゃんには分からない世界です。

 

ちょっとくらい夜更かししても、

たっぷり朝寝坊をしても、

ここには怒る人はいません。

自由を満喫しておりました。

 

朝ごはんを食べそびれ、コタツでモゴモゴしていたので

買い物に連れ出しました。

正直なことを言いますと、お昼ごはんを作るのが面倒だったのです。

 

さあ、好きなものを買うがよい(°_°

 

甥っ子が選んだのは、

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パックのお寿司。

そこそこ量があります。

全部食べられるのだろうか、と心配しましたが杞憂でした。

あっという間に、ぺろりと完食。

さすが育ち盛り。

感動していると、甥っ子から驚きのひとこと。

 

「甘エビ、うっまー!」

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はい?

今まで食べたことがなかった、と?

お刺身、好きでしたよね。

くるくる回るお寿司屋さんにもありますが。

 

甥っ子は、おじいちゃんっ子でした。

亡き父は無類の海鮮好き。

ひとり鍋をするときも、アンコウをぶちこむ人でした。

そんな父が、かわいい孫に甘エビを食べさせないはずが…。

 

「ちょっとこれは無理やろ、って」

 

甥っ子はそう言われたのだそうです。

甘エビが出てきても代わりに父が食べていたらしい。

そんなわけで、

「これは、自分には食べられないものだ」

と思っていたそうな。

 

ちなみに甥っ子にアレルギーはありません。

父はもちろん甘エビ大好き。

 

じじいーーー!!!(°△°#

 

これは当然、父の陰謀でしょう。

お刺身を小さなお子さんに与えるときには、注意が必要です。

1歳半くらいまでは、生のタンパク質を消化することができませんし。

エビやカニのお刺身なら、3歳くらいからが無難でしょうか。

 

甥っ子はそこまで幼くありません。

父の晩年には小学4年生になっていました。

一緒にあちこち出かけておりましたが、

食事はおそらく、海鮮メインであったと思われます。

 

親が嫌いなものは食卓に上りにくい。

自然と子どもも、その食べ物を避けるようになる。

よくある話です。

『食わず嫌い』になってしまうのですね。

 

『嫌い』という言葉がふさわしいかどうかは分かりませんが、

今回はその逆でした。

おじーちゃんの好きな物は、孫の口に入らなかった。

どっちかというと、アレです。

 

飴は毒…?(ー_ー;

 

和尚さんが、自分が大好きな水飴を

小坊主さんたちに食べられてしまわないように脅かす話。

 

 ※↓コチラを参照してください。

minwa.fujipan.co.jp

 

そんなわけで、甥っ子の好物に

『甘エビ』が追加されたこの連休なのでした。