雨の日、朝ごはんの時間。
サバは人間をお迎えし、いっしょに離れに入ります。
鍵の音かちゃかちゃ。
戸が開くのをじっと待ちます。
開きました。さあ、ごはんです。
わ、びっくりした。
中からにゅるんと灰色の頭が出てきました。
よそサバ(五歳♂)です。
すっかり居着いておりますが、一応ノラ猫です。
ノラといったらノラなのです。
サバのおちりをくんかくんか。
出会い頭にレディのおちりを確認とは失礼極まりない。
自分の方が不審猫だと自覚していただきたいものです。
さて気を取り直して朝ごはん。
からの、給水ちゅ~るタイム。
キジとサバの間に割り込むよそサバ。
サバのお皿からちゅ~る湯を飲んでいます。
実に図々しい。
お代わりカリカリも横取りします。
よそサバのお皿もきちんとあるのに。
キジのお残しもすぐそばにあるのに。
サバのお皿がない…。
サバの頭から哀愁が漂ってきます。
よそサバよ、そういうとこやぞ。
廊下でお水を飲むキジ。
よし、だれもいないな。
たまに後方確認。
油断をするとやつがすりよってきますからね。
さて、安心してお水を…。
前から来たー!
めずらしいキジの目かっぴらきショット。
よそサバは水を飲みたいわけではありません。
キジとお近づきになりたいだけなのです。
逃げられた。
そんな顔しても知りません。
ねこねこ関係は自分でなんとかしてください。
ふて寝。
和室のど真ん中を占領しております。
よそサバよ、そういうとこやぞ。
クロの場所がない。
げんなりするクロ。
おとな猫にはほどよい距離感が大切です。
他猫への配慮を欠いてはいけません。
ここでいい。
近くで寝ると絡まれますからね。
やつは不意に遊んでモードに入るのです。
ていてい。
だれも構ってくれないので移動。
サバと遭遇しました。
まあ、当然遊んではもらえないわけですが。
ああ、たたみ。
よそサバが出て行ったので和室でぐう。
のびのび、いいお顔でくつろいでおります。
知らぬが仏。