玄関先で日差しを楽しんでおります。
暖かいねえ。今日は何をしようかねえ。
^・ω・^「なにかしなきゃいけないの?」
切羽詰まったお仕事がないので、かえって何をしていいか分からないという贅沢。
周囲も私に生産的な行動を期待しておりません。
実家の空き家化を食い止めているだけで、ありがたがられているんですけど。
^・ω・^「ひなたぼっこ、してればいいじゃん」
では、日向ぼっこしながらできることをやりますか。
草削りと忍者くまでを買ったんですよ。 草が少ない今がチャンスかな、と。
キク科の草がけっこう元気なので、大きく育つ前に何とかしたいのです。
ハルジオンもヒメジョオンも場所をとるので困りますけれど(花はかわいい)、
ヒメムカシヨモギなんぞに群生されると、手がつけられませんから。
庭に咲いた花は季節外れの梅じゃなくて、どうやら四季桜だったようです。
この桜を眺めつつ、玄関までのアプローチと、雑木林の入り口の草を削ります。
草削り、使ってみたらすごくよく取れる。
なぜ今まで使わなかったんだろう。
ね、きゅるさん。
ものすごく便利な道具。 ものすごく光るきゅるさん。
なんでそんなに光っているのですか?
^・ω・^n「ここで見てるから、がんばりなさい」
……はい。
作業に集中することにします。
しゃがんで、わしわしクマデで地ならしをしていると、お尻に毛皮の感触が。
ん? もうおやつの時間でしたか?
顔を上げると、それはきゅるさんではありませんでした。
しっぽを振って、じゃれついてくるソレは
(°Д°; いぬー?!
しかも、きゅるさんヤル気ですか?!
あわあわあわ 0(°△°0=0°△°)0
だだ、誰かに押しつけ…ではなく、助けを求めなくては。
あとでこうやって写真を見ると、きゅるさん、本気出していません。
背中を丸くしていますが、毛が逆立っていません。
^・△・^「知らないおうちに勝手に入るなんて、ちょっとしつけてやらなくては」
という顔です。
\ 犬、かなり自由 /
あ、お隣のセリさんが車のそばにいらっしゃる!
押しつけるつもりは毛頭ありません。
この困惑を分かち合って頂きたいだけなのです。すみません。
やたら人なつこい犬を抱えてお隣に走ります。
すみませーん、この犬どこの子か知りませんか?
セリさんも初めて見る犬だそうですが。
開いた車のドアから中に乗り込もうとする犬。
「あああ、ちょっとちょっと!」
セリさんに飛びついたり、あちこちの臭いをかぎまくったり。
はしゃぎまくって満足したらしく、集落とは反対の方向に走っていきました。
放っておいても自分でお家に帰れるでしょう。犬ですから。
少しセリさんとお話ししてから、家に戻ります。
きゅるさんがおやつを催促にきました。 本日のおやつです。
もりもり食べるきゅるさん。
と、外でなにやら話し声が。
出て行ってみると、お隣の家の前に一台の軽トラックが停まっています。
「カエちゃん、犬が戻ってきた」
どこに?
パトロール隊のおじーちゃんの車の助手席に。
「大通りを歩いとったで、危ないと思って」
おじーちゃんが車のドアを開けたら、乗り込んできたそうです。
まるで、家族のお出かけに同行するかのようなリラックスぶり。
このまま駐在所に預けに行ってくださるそうです。
セリさんと二人でお見送りします。
「あの人に預けておけば安心やね」
はい。
赤い首輪がついていました。きっと大切にされている飼い犬でしょう。
飼い主さんが現われるといいですね。
現われなくても、あのおじーちゃんが飼ってくれそうな気もします。
それにしても、きゅるさんや。
なぜわざわざ家から出てきてまで、犬に立ち向かったのですか?
もしや、私がいじめられているとでも思ったのですか?
\ ん~? なんのことかなー /