【向(こ)う傷・疵】
敵と戦ってからだの前面に受けた傷。
顔やひたいに受けた傷。 wound in the forehead.
日本語大辞典 第二版 / 講談社 より
古語の『向かふ』が音便化されたりして、『向こう』になったんですね。
武人にとっては敵に堂々と立ち向かい、勇敢に戦った名誉の負傷。
敵に背中を見せた場合は『後ろ傷』を負うことになり、武人の恥になります。
旗本退屈男、早乙女主水之介(さおとめ もんどのすけ)のセリフ
「ええい、この眉間の傷が目に入らぬか」
三日月の形をしたおでこの傷。これは『天下御免の向こう傷』らしい。
ダイちゃんは直参旗本でも戦国武将でもない。
どっちかというと風来坊。半ノラの通い猫です。
昨日の顔 今日の顔
鼻の両脇にざっくりとかみ傷があります。
猫の歯や爪による傷痕は小さく分かりにくい。
小さいけれど、深いんですよ。
私も幼きころによくノラ猫に手を出してやられたから、身を以て知っています。
ヘタすると膿んでくるんだぞ。
そこまで勇敢に戦わんでいい(ー_ー;
^・ω・^n「いんや、オトコの意地なのです」
食らえ! 涙やけシート \(°△°!
気休めですが、顔を拭きます。
おとなしく消毒されてはくれないでしょうし、場所が顔ですから。
消毒液をつけたあと、自分で顔を洗って舐めたりしたら体に良くありません。
ご飯に夢中になっている間に拭きます。
以前、顔が真っ黒になっていたのは、やっぱり血の跡だったんだなあ。
※小マシになった顔→ ダイちゃん、フォトコンテストにエントリーする - やれることだけやってみる
友人には
「顔に傷を作ってくる猫は、逃げないので、強い猫」
と言ってもらいました。
うん、エライ。エライよ。心配だけどね。
まあ、田舎のわりにご近所には猫が少ないから、対戦相手も限られています。
満身創痍にはならんでしょう。
もしも大ケガなんぞしてきたらば、
洗濯ネットに放り込んで、お医者さんに直行だ o(°△°o
^・ω・^「…ごちそーさま! んじゃ、そゆことで!」
くっそう、逃げ足速いな。