【カブリオールレッグ】
S字型に湾曲した、家具の脚。
通称『猫脚』。
猫、山羊、獅子などの動物の脚を様式化したもの。
ロココ時代に流行したが、起源はどうやら古代エジプトや中国にさかのぼる。
優美なだけでなく、強度があり力学的に優れたデザインである。
カブリオールはフランスのバレエ用語で《跳躍》を意味するが、
由来はイタリア語の「カブリオーラ(雌山羊の跳躍)』。
白いバスタブに金色のふにゃんとした脚がついているアレ。
アンティークなどで見られるおしゃれな形。
「一度はあんなお風呂で泡にまみれたい」
などと憧れた方も多いのではないでしょうか。
九連休最後の日曜日。
畳の上に寝っ転がって、猫の足を眺めてみました。
サバ足。
お行儀がいいです。しっぽで隠れて見えません。
出し惜しみですか。
そういえば、イギリスのヴィクトリア女王の時代は
『脚』と名の付く物は隠さなければならなかったそうですよ。
理由:脚を出すなんて、はしたない。お下品。
家具の猫脚も隠さなきゃいけなかったんだとか。
ヴィクトリアニズムという価値観による考え方だそうです。
もちろん、サバがしっぽを巻いているのはそれとは全く無関係です。
クロ足。
黒光りして、よく分かりません。
左前足、ちょっと曲がってるかな?
キジ足。
これは安定感がありそうです。
指の形も、デザインとしてはアリかもしれません。
ダイちゃん足。
……。
足とは別のところに、視線がいってしまうんですが。
なるほど。
猫脚というのは力学的に理に適っているのですね。
^・△・^n どういう意味?
そういう意味です(°_°
こんなちっちゃな足で、飛んだり走ったりしているのですよ。
6.8kgの重さを、がっちり支えております。
長く残るデザインには、それ相応のワケがあるのだなあ。
と、思ったのでした。
《商品リンク》猫脚のこたつテーブル。なんだかシュール。