やれることだけやってみる

マイナスからの畑作り。草と戦い、疲れたら猫といっしょに昼寝をします。

【突発ポエム】うしがいた

白い空に白い万両の実る冬。

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ここにはいつか牛がいた。

牛のそばには人間がいた。

朝になると牛と人間は連れだって出かけた。

 

 ほうい、ほい。

 ほうい、ほい。

 

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そうでないとき牛は槙の木につながれて、

のっそりのっそり石臼を回した。

人間は近くの納屋でむしろを編んだ。

むしろ機(ばた)の音に合わせて牛は歩む。

 

 ぎいぎい ばったん

 ごおろ ごおろ

 

枯れた木のような人間がいた。

餅のような赤子を重そうに抱いて

くぼんだ槙の幹を指差した。

 

 ほうら、ご覧。

 あれが牛がつながれていた跡。

 

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昔、ここには牛がいた。

口をもぐもぐ動かしながら

槙の木のぐるりを歩いていた。

 

槙の梢にはしのぶぐさ。

石臼を回す牛と

パンジーを植える私を見下ろしている。

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・・・・・・・

というわけで、

槙の横にある花壇の草取りをしました。

 

見張るともなくこちちを窺う猫。

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木の下にある手水鉢で水を飲む猫。

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草取りをしていると、

心が遠くに行くような気がします。

 

^・_・^ で、パンジーは?

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ありません。

これから買いに行くのです。

 

^ー_ー^ ああ、いつもの…。

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