宿題をもらいました。
\ コレです /
今日は、第2日曜日。村のお墓掃除大会の日でした。
田舎の生活は、太陽の運行と大変密接な関係にあり、
早い話が、夜明けが早くなると活動開始時間も早くなるのです。
本当なら、8:00開始。
それまでに現地に着いていなければなりませんから、7:45に家を出発。
ワカさんがお迎えに来てくれたのは、7:40でした。
早くから始まれば、早く終わるのでそれは構いません。
で、スギに囲まれたお墓へと続く山道を掃除しながら、スギ花粉の話をしていました。
みなさん、『今年はきつかった』とおっしゃる。
田舎人にも花粉症人口は多いのです。
地面には茶色くなったスギやヒノキのなんやかやが落ちておりました。
実をつけたまま落ちた枝を指さしながら、ワカさんが言いました。
「この実から、花粉がでるのかな」
みんな、首をかしげます。
違うような気がしますが、説明できません。
私はスギというのは、雄の木と雌の木があるのだと思っておりました。
しかし、見上げると、ほとんどの木に実がついています。
みんな雌なら花粉出ないな…(°_°;
いや、今年も花粉はバフバフ飛んでおりました。
そこでうっかり口を滑らせて…
調べてみます \(°▽°
と、落ちた枝を拾おうとしましたら、
「こっちの方がええんとちがう?」
ワカさんが青い枝をばっさり切ってくれたのでした。
お墓からの帰り道。スギの枝を持って家路をたどる五十路娘。
まさか、この年齢になって宿題をもらうとは…。
植物図鑑が手許にないので、複数のサイトさんを開きつつ調べてみました。
【写真1:12月18日に撮影】
自分で撮影しておいて忘れていました。
枝の先の方が黄色く色づいています。右上には実がついていますね。
つまり、私の説『スギには雄の木と雌の木がある』というのは間違いです。
スギ科スギ属
学名:クリプトメリアヤポニカ
雌雄同株、雌雄異花
スギは日本固有の木らしいです。
レバノンスギやヒマラヤスギは、マツ科なんですって。
中国にある広葉杉(コウヨウザン)はスギ科だけど、コウヨウザン属。
台湾にある台湾杉(タイワンスギ)もスギ科、コウヨウザン属。
スギ科スギ属の木があるのは日本だけ…(°△°;
勉強になりました。
が、調べたいのはこれじゃない。
写真2:葉っぱ(常緑です。チクチク) 写真3:球果(果物じゃなくて種子)
どうやら、葉っぱの先に雄花がつくらしい。【写真1】
《スギの種ができるまで》
1.3月~4月。雄花が花粉を飛ばします。
2.飛んだ花粉が雌花(種子錐:シュシスイ)のギザギザの間に入り、受粉します。
3.それが1年かけて育ったものが、【写真1】に写っている球果です。
4.10月から11月。ようやく種子が熟します。
【写真3】は、種を落としたあとの状態。
ギザギザのすきまに種ができて、それが地面に落ちて、スギの木が生えます。
∴ 実から花粉は出ません。
この答えをワカさんに提出しなくては。
いやー。勉強になりましたね。
スギ花粉 ➽ ヒノキ花粉 ➽ 黄砂(ー///ー;
マスク代もバカにならんですよ。